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貞子第二メルマガ:アメリカ経済ソフトランディング説は「夢物語」???

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 2023/12/01
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「1994年から1995年のFRBの金融引き締め時」のケース を、多くのメディアや多くのエコノミスト達は「アメリカ経済の ソフトランディングの理想的かつ典型的なケース」としてたびた び「引き合い」に出します。 そして、彼らは、今回のFRBの金融引き締めサイクルでも 「1994年から1995年の金融引き締め時」のように、アメ リカ経済はソフトランディングするだろうと主張します。 この「1994年から1995年の金融引き締め」のケースでは、 確かにFRBは政策金利を1994年2月から1995年2月にか けて3.00%から6.00%まで急速に引上げているのに、アメ リカ経済は景気後退入りしていません。アメリカ経済はソフトラ ンディングしています。 ところが、ところが!!! この1994年から1995年の時期は、近い将来の景気後退を 示唆する「逆イールドカーブ」も発生していませんし、失業率は 6.6%から5.4%へと改善さえしています。 その後、FRBは政策金利を6.00%の高さで5か月間維持する ものの、この間の失業率も0.2ポイントしか悪化(=上昇)して いません。 この「1994から1995年の金融引き締め時」では、景気後退 を確実に判定する「サーム・ルール」での「3か月平均失業率の 0.50%上昇」も全く起きていなかったのです。 それに引き替え、今回の景気サイクルでの金融引き締めでは、「逆 イールドカーブ」は既に2022年3月から発生し続けています。 「サーム・ルール」では景気後退は目前にまで迫ってきています。 「1994年~1995年の金融引き締め時のソフトランディン グ」と、今回の景気サイクルの金融引き締めとは、全く違う種類の ものなのです。 今回の景気サイクルでの「アメリカ経済ソフトランディング説」 は、ただの「寝言」「夢物語」かもしれないのです。 今回の景気サイクルの金融引き締めでは、ハードランディングす る確率はかなり高いのではないでしょうか????      

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