久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」
授業や講演では話せないこと。連載やSNSでは書けないこと
毎月第1-4 火曜日発行 vol.160 2023/12/5発行
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第10回日展にて 勝手に○○クラブ賞を決定。
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●INDEX●
1. 今週の東奔西走&七転八倒
>日展で勝手に電線,水面,観雲,葉っぱ,巨樹,電灯クラブ賞決定
2.大人のネット動画鑑賞会
>日展公式動画で「第10回日展 受賞作品・特選作品」を観る
3.大人のミュージアム&庭園
>日展全国巡回で見て欲しい彫刻たち
4.大人の読書&雑誌三昧
>彫刻家 山田朝彦先生の母校明治大学での講義録
5.大人の放課後相談室
Q お歳暮を始めたい
6.編集後記~時には大人もボヤキ&ため息を~
>日展にメタバースやデジタルアート部門はいつできるか?
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1. 今週の東奔西走&七転八倒
日展で勝手に電線*水面*観雲*葉っぱ*電灯*巨樹クラブ賞決定
みなさんは日展を見に行ったことがありますか?
好きな作品に勝手に○○賞を授けたことがありますか?
半世紀ほど展覧会ヲタクを貫いている私ですが、カミングアウトしますと、日展=日本美術展覧会に通うようになって、まだ十年ぐらいなのです。
親友のお父様、日本を代表する彫刻家で、日展の理事でもある山田 朝彦(ともひこ)先生にご招待いただくようになってからのことです。
食わず嫌いの勝手な思い込みで、日展というと権威主義的で、師弟関係が厳しく閉鎖的と早とちりしていたのです。
しかし、それは間違いでした。私が拝見するようになったのは日展が改革された後からなので、余計にそう思うのかもしれません。
私の第一印象は、、、
「こんなにもアートをたしなむ作家が日本にはたくさんいるのか!」
「みんな違ってみんないい。自由気ままなテーマと作風を楽しんでいる!」
以来、毎年通っては、個性的な洋画、日本画、彫刻、工芸、書まで楽しんでいます。
東京会場での展覧会は終わりましたが、これから来年の6月にかけて、京都、名古屋、神戸、金沢と巡回展が続くので、ぜひ足を運んでいただきたいのです。
多くの人は、内閣総理大臣賞はじめ受賞作に注目されるでしょうが、私の楽しみ方はちょっと違うのです。
私は、電線クラブに誘われたのをきっかけに、勝手に観雲クラブ、水面クラブ、葉っぱクラブ、電灯クラブ、巨樹クラブなどを主宰して(メンバーは私ひとり)、写真に詩を添えてSNS投稿しています。
その結果、道行けば、電線、雲、水面、葉っぱ、電灯、巨樹に眼が奪われ、さらには、それらを愛でる旅までする始末。
そこで、日展に行って同好の士と思しき見知らぬ作家の作品に出逢うと、気が狂いそうなほど嬉しくなるのです。日展は原則写真撮り放題の素晴らしい展覧会なので、思わず他の人が眼も留めないディープな作品でも、写真を撮りまくってしまうのでした。
そして、後で写真を眺めながら、勝手に○○クラブ賞を決定しているのです。
それでは、各賞の発表です!
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