【 2023年12月04日 】第573号
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┃午堂登紀雄の「フリーキャピタリスト入門 ┃
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■2023年の総括 その2
今回はFXに関して振り返ってみます。
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トルコリラ円の含み損で塩漬けになってしまっていましたが、世界的な利上げでチャン
スが増し、年末の日銀報道で円高になったことを受けて久しぶりに買いポジションを持
ちました。
なぜチャンスが増したかというと、買いで入って仮に含み損になっても、回復するまで
スワップポイントを得ながら気長に待つというスタイルがとりやすいからです。
金融緩和でスワップが激減し、米ドルはもちろん豪ドルすらまったくうまみがなかった
のが、ここ数年は高いスワップが狙えます。
米国も利上げペースを落とすとは言っているものの、2023年中は利上げ、利下げに踏み
切るとしても2024年以降と言われています。
ただし利下げに転じたとしても日本との金利差は大きく、しばらくは高水準のスワップ
が続くと思います。
なので今年はこれまでより積極的にトレードしていきたいと思っていますが、とはいえ
やはり急落時を狙うことになります。
急落というのは通貨ペアにもよりますが、米ドル円ではおおむね現在水準から2~3円前
後の下落です。
このあたりに指値注文を断続的に入れておきます。
年末に米ドル、カナダドルが連続して指値ヒットし約定。
以前のような頻繁な売買ではなく、数か月単位でホールドしようと思います。
私が米ドル円やカナダドル円、メキシコペソ円を「買い」で入るのは、短期的には(た
とえば2024年中は)円高局面があっても、中長期では円安方向かなと考えているからで
す。
というのも、景気減速を受け入れてでもインフレを抑えたい諸外国に対し、日本の中央
銀行はインフレよりも景気減速を恐れて景気の維持を優先しているという、スタンスの
大きな違いが見えるからです。
政府日銀は賃上げを目指していますから、企業活動に悪影響を与える利上げ(設備投資
意欲を減退させるため)には慎重になると思います。
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