No.601 (2023年12月03日発行)
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編
「元本が保証されないものには1円も出せない」の考え方そのものがリスクの時代
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
★『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』のバックナンバーはこちらから購入できます。
http://www.mag2.com/archives/0001566290/
これまでの号はこちらでチェックしてみてください。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
人生ではさまざまな局面でリスクを取らなければならない場合がある。
自分の実力よりも高い学校に受験する。競争の厳しい何かのオーディションを受けに行く。もっと良い給料と環境を求めて転職する。サラリーマンを辞めて起業する。外国に移住する……。こうしたものは、すべて「リスクある行動」である。
「世の中にはリスクを取りたがる性格の人と、リスクを取りたがらない性格の人がいる」とはよく言われる話だ。
日本人に限って言えばその割合は半分半分ではなく、リスクを取りたがらない人のほうが多いと思う。10人いる中で、リスクを果敢に取りに行く性格の人は2人か3人ではないか。残りの人は、だいたいリスクを取らないほうを選ぶはずだ。
人々がリスクを取らない理由はいくつもある。リスクを取ると手痛く失敗する可能性がある。失敗すると、済的な損失や社会的地位の低下など、さまざまなリスクが生じる。そのため、失敗を恐れてリスクを取ることをためらう。
リスクを取らなければ、今のまま何も変えなくても惰性で生きていけるので面倒を避けるためにもリスクを取らないという人も多いのだ。今の惰性の生活に満足していなくても、人々は生活が変化してしまうことを嫌う。
リスクを取って失敗したら恥ずかしいという気持ちが非常に強い人も多い。日本はとくに「恥の文化」が強いので、失敗することには挑戦したくないと思う。また日本社会は減点主義であり、成功はそれほど評価しないのに、失敗についてはすぐにマイナスの評価を下すという特徴もある。
また、日本人は集団主義が根強いので、ひとりだけ飛び抜けてリスクを取ることを「周囲の目」を気にして避ける動きもある。かくして、日本人はリスクを取らず、安定志向で現状維持に汲々とするようになる。
*全文はメルマガ登録で!
https://www.mag2.com/m/0001566290
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)