ISMはどう考えるべきなのか?
おはようございます
例年であれば、山の方の紅葉は12月に入ると散っているものですが、なんだか、今年はまだ残っている、異常気象、とかんたんに片づけてしまうのが昨今の傾向ですが、異常気象の原因は本当に温暖化なの? と私は言いたいのです。その原因が不確定なうちに対策を打つとま、たいていの場合、間違った方向に走るのです。あっていることなど「まれ」なことであり、だいたい、間違い、と考えたほうが良いとは思います。私から見ると、今のマーケットというのは、なんか原因の究明が曖昧なような気がするのですが、気のせいでしょうか?
■ISM製造業指数
ISM製造業指数の発表は毎月の第一営業日です。この指数が注目される意味がわかっていない方が多いと思いますので、もう一度、記しておきます。このISM製造業指数というのは経済指標にはカテゴリーとして先行、一致、遅行指数、というものがあり、その中の先行指数になるのです。その先行指数には株価なども含まれるのですが、その株価よりも先行して景気の動向を先取りするのです。つまり製造業の景況がよくなれば、アメリカ経済は後々、良くなっていきますし反対だと下落をする、という意味になります。
なぜ、製造業のISMだけが注目されるかは、非製造業の指数もISMにはあるのですが、製造業が稼働しなければ非製造業も稼働をしないからです。たとえば、タクシーをやろうと思っても肝心な車がなければ営業ができない。その車を製造するカテゴリーの指標はISM製造業指数であり、タクシーを営業するのはISM非製造業指数になるのです。つまり景況のスタートは製造業の指数だからです。その製造業の受注がよくなければ、景気は悪くなって当たりまえ、というのが合理的な判断だと私は思います。
さて、その数字を見てほしいと思います。
https://d3fy651gv2fhd3.cloudfront.net/charts/united-states-business-confidence.png?s=napmpmi&lbl=0&v=202312011508V20230410&w=850&h=400&d1=20221203&type=column&url2=/united-states/currency
ISMの数字は青棒線になり、高くなったり低くなったりしているのはおわかりになると思います。この上下動は何からきているか、といえば黒点線のドルインデックスからきているのです。つまりドル高になれば青棒線は低くなり、ドル安になれば青棒線は高くなる、というだけの話です。通常、ドル高になれば景況は悪くなるのですが、少し青棒線は遅く反応をしている、ということです。
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