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辺 真一メールマガジン
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2023.12.05 Vol.353
[毎月5,15,25日発行+号外あり]
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仮に、金正恩(キム・ジョンウン)総書記の第1子が男の子でなければ、また男の子供がいなければ、昨年から頻繁に父親と一緒に登場している娘が次期後継者となる可能性が極めて高いものとみられる。
こうした見方は韓国でも有力になりつつあり、大統領室国家安全保障室の趙太庸(チョ・テヨン)室長も11月3日、「KBS」の番組に出演し、ジュエ」という名のこの娘について「(今後は)後継者と見なし、検証する必要があるだろう」と述べていた。
そこで、この娘がデビューしてからこの1年間の北朝鮮の報道を検証してみた。娘は昨年11月に登場してから今年11月まで延べ19回公の場に姿を現しているが、そのうちの17回(1回は未確認)が今年に集中している。以下、時系列に整理してみた。
□2022年
▲11月18日 新型大陸間弾道ミサイル「火星17」の発射場に登場
朝鮮中央テレビが「金正恩総書記が愛するお子様と夫人と共に出向いた」と報道。朝鮮中央通信は娘が同行したことについては触れてなかった。写真が23枚配信されたが、、白いダウンジャケットを着た娘の写真が5枚、夫人の写真が4枚含まれていた。
※李夫人が軍関連の視察に同行するのは極めて稀である。金正恩政権になった2012年7月25日に行われた陵羅人民遊園地竣工式で夫人と初めて紹介されてから公式の場に姿を現すようになったが、軍関連の視察は2013年6月18日の空軍飛行訓練と2016年12月4日の空軍指揮官らの戦闘飛行術競技大会、それに今年10月にあった戦術核運用部隊による超大口径放射砲射撃訓練の3度しかない。
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