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★RANGAI文庫通信2023年12月5日号

RANGAI通信
★RANGAI文庫通信2023年12月5日号  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 目次 ■編集室より ・第4回RANGAI文庫賞は星埜まひろさん ・思い出していた牧野レイ子「空き瓶たち」 ■早坂近況と雑談 ・介護の合間の一人時間 ・スリットドラムとハンドパン ・音階のない音楽 ・血管内壁を擦って走る真紅の言霊  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ■RANGAI文庫編集室より 早坂です RANGAIサイトや「X」などでもご報告しまし たが、第4回RANGAI文庫賞は星埜まひろ さんの短編に決まりました。 https://rangai.amebaownd.com 星埜まひろさんの短編を読みながらしきり に思い出していた短編があります。 牧野レイ子の「空き瓶たち」という作品。 これを知っている方はまずいないと思います。 寺山修司が編集していた新書館のフォアレ ディースシリーズ「眠るのがこわい」(1972 年初版)に掲載された、とても短い「投稿作 品」でした。 私はこの短編が好きすぎて、13歳の時に 読んだこの作品の作者について、確か20 年後にダメ元で新書館に手紙を書いたと ころ、当時の編集者、白石征さんという方 から丁寧な返信を頂きました。勿論作者 については「すでにわからない」とのことで したが。当時の編集者から丁寧な返信が くるとは思いもよらず。 驚きでした。 編集者、こうありたい。 この作品、少し年上らしき女性に思いを 寄せる青年が、軽くあしらわれながら、 彼女の人となりに惹かれていくという淡々 としたストーリーで、彼女が同性の同居 人と共に集めた空き瓶や洋燈という小道 具がとても美しく効果的に描かれていま した。彼と彼女は一度だけ関係を持ち、

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  • 主に早坂類のエッセイをお届けします。併せてRANGAI文庫の出版物についてのお知らせや、「創作の遊び場・RANGAI」メンバーの活動状況や作品についてのお知らせなどを予定しています。
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