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ビジネス知識源プレミアム(水曜刊:660円/月:税込)Vol.1388
<Vol.1388号:正刊:理解されていないキャッシュフロー
金融リテラシーの基礎(3):結論>
2023年12月6日:政府の、財源の追及
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著者:システムズリサーチ:吉田繁治
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前号(土曜増刊)で冒頭に書いた、金融リスクの数理計算について、
具体例を示しながら、付加・修正して書きます。
ファイナンスの本質、つまり、
・過去の結果の記帳である「簿記・会計学(古いファイナンス)」で
はなく(経理マンや銀行マンは99.9%がここだけです)、
・未来への投資マネーの価値計算(現代ファイナンス)が分かるから
です。
まずリスクという用語から。「危険」という日本語の語感とは違いま
す。「価格の変化予想」と言えるものです。リスクは裏腹です。大地
震のリスク30年で70%は、地震がない確率30%でもあります。金融商
品の上昇と下落リスクは、短期では50:50です。このため、幅を持っ
た確率的な平均の「ボラテリティ≒標準偏差」をリスクとして、使う
のです。
株価は、上下に変化します。3か月後の価格は現在とは違う。価格が
変化するから、ひとびとは、その変化を予想して、売買しています
(東証では1日3.5兆円の株の売買)。株価に定価はないのですが、日
経平均や通貨の先物には、3か月の後の、ブラックショールズ方程式
で計算した、上昇または下落のリスクを含む定価が、今日の先物価格
になっています。
◎将来予想価格(先物価格)ー現在価格=未来投資のリスクです。
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