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第775回 2024年にアメリカ不況入りの可能性大、いま米国内で実際に起こっていること、パーカーの2024年予言 その5
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▼今回の記事
やはり2024年から、アメリカが不況に入る可能性が出てきた。米国内でいま起こっていて、日本ではあまり報道されているない状況を紹介する。最後に、前回の続きとして、イギリスの著名なサイキック、クレイグ・ハミルトン・パーカーの2024年予言のその5を掲載する。
▼2024年に不況入りする可能性が高いアメリカ
それでは、早速今回のメインテーマを書く。2024年に不況入りする可能性がかなり高くなっている米経済と、日本ではほとんど報道されていない状況についてだ。
このメルマガの過去の記事では、2024年に米経済が不況に入る可能性が高いことを何度も指摘してきた。しかし実際の米経済は、いくつかの懸念はあるものの、GDPは4.9%と順調に成長し、インフレも落ち着きつつある。また、労働者不足が背景となり賃金が上昇していることから、個人消費も堅調に推移している。日本では米経済の好調さを伝えるニュースばかりが報道されている。
しかしながら、このメルマガの過去の記事で何度も指摘したように、来年から米経済が不況に入る可能性がかなり高くなっている。
ロイターなどによると、最近の各経済指標やウォルマートなど大手小売業者が発する警告、「米地区連銀経済報告(ベージュブック)」での景況に関するコメントなど、不況の兆候は増えているという。
米国の家計は2023年の大半を通じて予想外の強さを示し、夏には支出が大きく伸びた。しかし、ここにきて息切れし始めている。高金利と貯蓄減少で疲弊している消費者の姿は、2024年に向けて米経済が下降線をたどっていることを示す最も確かな兆候だ。労働市場が冷え込んで賃金の伸びが緩やかになるのに伴い、米経済は来年さらなる困難に直面するとの観測が多くなっている。
●米国内で起こっていること、銀行の異変
では、米国内では実際にいまなにが起こっているのだろか?日本では具体的な状況がほとんど報道されていないのでリサーチすると、やはり来年の不況の深刻さを示唆するようなことが起こっていた。そのひとつは、米国内の銀行の異変である。
アメリカの銀行は現在、数千億ドルの含み損を抱えている。金融機関は経営難に陥ると、資金繰りが厳しくなり、コスト削減を始める。 従業員の解雇に加え、銀行は地方の支店を恒久的に閉鎖することでコストを削減している。いまアメリカでは、銀行の支店閉鎖が急増しているのだ。例えば、11月12日から11月18日にかけて、アメリカ第6位の銀行は19の支店を閉鎖するための申請を開始した。
アメリカ第6位の銀行である「PNC」は、今年初めの203支店という驚異的な閉鎖に続き、さらに全国で19支店の閉鎖を確認した。この決定は、同行のデジタル・バンキングへのシフトに沿ったもので、伝統的なバンキング方法を好む顧客の間で懸念が高まっている。
閉鎖は2024年2月に予定されており、閉鎖が予定されている支店の大半が所在するペンシルベニア州が主な影響を受ける。しかし、イリノイ州、テキサス州、アラバマ州、ニュージャージー州、オハイオ州、フロリダ州、インディアナ州を含む他の州でもいくつかの支店が閉鎖される予定であり、これらの地域の顧客は対面でのバンキング・サービスへのアクセスが制限されることになると「サン紙」は報じている。
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