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/ 2023年12月8日発行 /Vol.591(2/2)
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「人生に座右の銘はいらない」
読者からの相談や質問に松尾スズキが独自の視点でお答えします!
Q.55歳になり、はじめてまともに自分の老いと直面しています。白髪や肌の艶などの外見的なこともそうなんですが、やっぱり一番は記憶力の低下です。松尾さんもセリフ覚えなどで同じようなことをおっしゃっていましたが、これはもう、どうしようもないのでしょうか? 若いころから同時進行でいくつかの仕事をするマルチタスクが得意だったのに、最近は1つのことをやると、もう1つのことがおざなりになりがちで、そんな自分にガッカリです。めでたく還暦を迎えられた松尾さん、老いって、どうやったら受け入れられますか?(55歳、男性、自営業)
A.受け入れているかどうか……自信がないです。
先日、引越しをし、かつてないほど疲労困憊しました。
これは、老いなのか?
しかし、明らかに今までとは違う引越しでした。
今までは引越しの際、本当に必要かどうか迷うものは、だいたい次の家に持ち越していました。
しかし今回は、人生最後の引越しと考え、本当に必要がないものを吟味し、思い切って捨てました。
未練と格闘する体力がもうない。そう思ったのかも知れません。
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