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2023年12月8日号(Vol.292)-待遇改善の交渉術&液状化する和平の基盤

最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』
第292号(2023年12月8日号) 『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』 はじめに: いつもメルマガをお読みいただきありがとうございます。 さて、今週号の内容ですが、まず【1】の 『無敵の交渉・コミュニケーション術』のコーナーでは、 先週から【待遇や条件を改善するための交渉術】についてお話しします。 【待遇についての交渉】と聞くと、恐らく真っ先に想像されるのが 【給与(salary)についての交渉】かと思います。 今いる会社・職場で昇給を求めたり、その他の待遇改善を求めたりする場合に加え、 転職のためのインタビューにおける条件提示といったように、いろいろな場面が想像できるかと思います。 今週からこのテーマで話していきたいと思います。 今週はスタートとして 【交渉における客観的な基準(Objective Standard)を設定することの重要性】についてお話しします。 その注目の内容は、本編をお楽しみに♪ 次に【2―国際情勢の裏側】ですが、今週も国際情勢は流動的に動いています。 まずイスラエルとハマスの戦いは、人質解放と囚人の解放のプロセスが終了し、 イスラエル軍による空爆の激化と地上部隊のガザ南部への侵攻により、再び激しさを増し、 ガザにおける民間人の犠牲もうなぎ登りに増えています。 ガザに訪れたつかの間の平和な日々が終わりを迎えました。 イスラエルのネタニエフ首相によるとガザの殲滅まで戦いは止めないとのことですが、 それは人質解放をある程度諦め、その戦いが数年単位で続くことを意味します。 イスラエルに自制を求めるアメリカ政府の要求も受け入れないイスラエル政府は、さらに国際社会からの孤立を深め、 今後、新たな、そして終わらない戦争へ突入することが予想される事態になっています。 そんな中、ウクライナ戦線でもあまり宜しくない動きが出てきています。 ゼレンスキー大統領が認めるように半年間の反転攻勢は決してうまく行っておらず、 ロシア軍に巻き返されるケースも増えています。 反転攻勢の継続にはアメリカおよび欧州各国からの支援の継続が不可欠とされていますが、 その見通しは暗いと言わざるを得ないでしょう。 そしてミャンマーでは、国軍が距離を置いてきた中国の影響力が強まりを見せ、 今後、どのような展開を見せるのか、非常に懸念しています。 【2-国際情勢の裏側】では、イスラエル・ハマスの戦いとロシア・ウクライナの戦いに見られる戦況の変化をもとに 『液状化する和平の基盤』と題してお送りいたします。 今回のメルマガも長くなりましたが、どうぞ最後までお付き合いくださいね。 それでは今週号、スタートします★

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  • 最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』
  • 世界各地の紛争地で調停官として数々の紛争を収め、いつしか「最後の調停官」と呼ばれるようになった島田久仁彦が、相手の心をつかみ、納得へと導く交渉・コミュニケーション術を伝授。今日からすぐに使える技の解説をはじめ、現在起こっている国際情勢・時事問題の”本当の話”(裏側)についても、ぎりぎりのところまで語ります。もちろん、読者の方々が抱くコミュニケーション上の悩みや問題などについてのご質問にもお答えします。
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