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貞子第二メルマガ:植田日銀総裁の「為替市場を覚醒させる発言」で、 いよいよ「ドル安円高トレンド」」が本格化!!!

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 2023/12/08
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ドル円相場がドル安円高へと大きく動きました。 12月7日までは1ドル147円台でしたが、8日の正午には 1ドル143円台前半まで円高が進行しています。 昨日12月7日、植田日銀総裁が参議院の財金委員会で「チャレ ンジングな状況が続いているが、年末から来年にかけて一段とチ ャレンジングな状況になると思う」と発言したことが引き金に なりました この発言を引き金に、市場は「マイナス金利の解除が近い」と判 断、市場関係者の70%弱が「2024年4月までにマイナス 金利は解除されるだろう」と見込むようになりました。 今回の植田発言は、為替市場がいつまで経っても日米金利差だけ に注目して動いていている「ゆがんだ為替市場の状態」「に対して、 「日銀としても業を煮やしていた」結果としての発言でしょう。 行き過ぎた円安がなかなか修正されない状態が続けば、輸入物価 がなかなか下がらず、日本の内需はますます冷え込んでしまいま す。「行き過ぎた円安」という「市場のひずみ」は日銀としても 「正したかった」ところだったでしょう。 そこで植田日銀総裁は、「日銀は穏やかながらも引き締めへとチャ レンジしている」との明快な発言をすることで、為替市場を覚醒 させたのだと思います。 兼ねてからこちら貞子メルマガでも幾度もお伝えしておりますよ うに、今のアメリカFRBは利上げを停止して利下げさえ見込み始 めている段階にいます。一方、今の植田日銀はYCC修正と共にマ イナス金利解除を検討する段階へと向かっています。 今のFRBは金融緩和の方向へ向いていて、日銀は穏やかながらも 金融引き締めの方向に向いてるわけです。 両者の金融政策の方向性の違いから、ドル円の適正な為替相場は 「ドル安円高トレンド」です。 昨日から今日にかけての為替変動も急激でしたが、 7日の植田日銀総裁の「為替市場への覚醒を促す」発言がなかっ たら、遅かれ早かれ「もっと急激で激しい為替変動」が巻き起きた 危険性がありました。 為替の変動をより穏やかにするためにも、7日の植田日銀総裁 の発言は正しかったと思います。 12月18~19日には、日銀の政策決定会合が開かれます。 この会合では政策変更は無いでしょうが、「日銀は2024年 4月までにマイナス金利を解除する準備がある」という フォワードガイダンスが示されることでしょう。

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