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楽天シンフォニーが欧州初のO-RANを商用開始 石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.543

石川温の「スマホ業界新聞」
-------------------------------------------------------------------------------------- 石川 温の「スマホ業界新聞」 2023/12/09(vol.543) -------------------------------------------------------------------------------------- 《目次》 1.ドイツ・第4のキャリア「1&1」が携帯電話サービスを開始 ----楽天シンフォニーが世界のO-RAN市場で大きくリード 2. NTT法のあり方は「廃止ありき」の自民党から情報通信審議会へ ----オープンな議論で、国民の関心を引くことはできるか 3.ソフトバンクがキュービックテレコムに資本参加 ----コネクテッドカー市場でKDDIとガチンコ勝負 4.今週のリリース&ニュース 5.編集後記 -------------------------------------------------------------------------------------- 1.ドイツ・第4のキャリア「1&1」が携帯電話サービスを開始 ----楽天シンフォニーが世界のO-RAN市場で大きくリード ------------------------------------------------------------------------------------------ ドイツの通信事業者である1&1が携帯電話サービスを開始するということで、ドイツのモンタバウアーに来ている。 1&1は2022年12月より固定無線アクセス(FWA)サービスを開始し、ようやく2023年12月8日より携帯電話サービスの開始にこぎつけた。 もちろん、1&1のネットワークはクラウドネイティブなO-RANとなっており、楽天のソフトウェアとプラットフォーム、マベニアのコアネットワークを採用して構築されている。 今回、1&1が商用サービスを開始し、三木谷浩史会長も参加するセレモニーが開催されるということで、取材にやってきたのだ。 まずセレモニーでは、岸田文雄首相のビデオメッセージが寄せられたことに驚いた。楽天シンフォニーとともにNECが世界に進出すると言うことで国を挙げて期待しているとのことだった。 今回、1&1はMVNOからMNOになるということで、すでに1200万のユーザーを抱えている。このユーザーがMNOに移行すると、楽天シンフォニーとしても、実は楽天モバイルをしのぐ規模の完全仮想化ネットワークが動くということになるようだ。

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  • 日々、発信されるスマートフォン関連のニュース。アップル・iPhoneにまつわる噂話から、続々と登場するAndroidスマートフォンの新製品情報。ネットワーク障害やキャリアの新サービスなど、話題に事欠かないのがスマートフォン業界です。膨大なニュース記事があるなか、果たして、どの情報が重要で、今後を占う意味で重要になってくるのか。ケータイジャーナリスト・石川 温が独自の取材網を生かしたレポート記事を執筆。さらに業界のキーマンにもインタビュー取材を行い、スマートフォン業界の「今」を伝えます。スマートフォン業界人の「必読紙」を目指します。
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