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【渡辺勝幸4833号】お供えの肉を公平に分けること

渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン   第4833号 令和5年12月8日(金)   発行部数 9,759 部 【お供えの肉を公平に分けること】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【お供えの肉を公平に分けること】 しかしながら、以上のわたくしの考えに対し、 例の人物は心で、必ず次のようにいうでしょう。 「禹・稷・伊尹の行動は、いずれも天下の人々のためであったから、  よしその身を犠牲にしてもかまわぬとするものがあったのである。  しかるにいま、寅二郎が運動している野山の獄の運動は、小事にすぎない。  取上げるに足りないのである」 と。これもまた不仁のことばです。 人の命は極めて重い。 それは一人の命も十人の命も百人の命も同様です。 わたくしが今、わが身のことばかり考えて野山の獄のことを考えないならば、 囚徒の十一人は、永久に太陽を見ないで死ぬほかはないのです。 もしわたくし一人の命を十一名の命に替え得るならば、 わたくしは、もちろん、わが身を問題とするに足りないのです。 さらに、昔聞いたことがあります。 漢の陳平がまだ漢の高祖に遭わなかった時、 家が貧乏ではありましたが、 書物を読むことが好きでありました。 ある時、里中の社の祭に、平はそのほう宰となり、 お供えの肉を切って里人に分ける仕事を主どりましたが、 分け方が公平であったので、里中の長老は、 この若者の仕事ぶりはすばらしい、と褒めたところ、 彼はこれを聞いて 「ああ、わたくしに天下の政治を主どらせるならば、  この肉を分けるように公平に行うものを」

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  • 【仙台発!】政治家であり起業家である渡辺勝幸の日刊メルマガ。9年以上、3,500日以上連続でメルマガを書いています。政治経済の裏事情、起業家、経営者向けのおトク最新情報を、独自の視点と素早く貴重な情報で、意識の高い経営者、ビジネスパーソンに毎日お届け。1通20円ですが、得られる情報はメディアにないものとなります。失業、起業、震災、選挙落選、そして当選とここ数年波乱万丈な人生を送っている筆者が、東北の真の復興のための活動報告も。著者は宮城県議会議員(仙台市若林区)44歳。起業集団株式会社つくる仙台経営(起業支援、創業スクール事業)、東北大学大学院講師。
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