白馬社編集部と社会学作家・秋嶋亮の対談を収録した「週刊オンライン白馬社」の2023年11月の記事
をまとめて配信しています。
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★統一教会の偽装解散と憲法改正が繋がる★
統一教会の解散命令が出たけれど、組織はしっかり残される仕組みになっている。そして教会の目論
見通り来年には改憲が発議される。教会の偽装解散と憲法改正がどう繋がるのか、編集部と社会学作
家・秋嶋亮が解説します。
編集: 統一教会に解散命令が下されましたが。
秋嶋: 仮に解散命令が執行されたとしても、その頃には教団側は主だった資産の移転を完了してい
るでしょう。つまり現金を債権や株式などに移し替え名義を変更する作業を終えているわけです。
編集: 被害者を救済する原資は残されていない、というわけですね。
秋嶋: そもそも「解散」と言っても、オウム真理教→アーレフのように組織名を変え、宗教法人か
ら「権利能力なき社団(税制優遇のない一般の団体)」に登記を変更するだけのことだと思います。し
かも「布施」を「寄付」の科目扱いにすれば非課税にできます。信者からおカネを巻き上げる仕組みも
変わらないわけです。
編集: 全ては政府と教団の出来レースなのですね。
秋嶋: 歴代の総理大臣、国家公安委員長(警察庁のトップ)、与野党の幹部、現職の議員が教団か
ら便宜を受けていました。野党第一党である立憲民主の議員たちも、幹事長を始め16名が教会から支
援を受けていたわけです。その詳細を暴露されたら地位を失いかねない。だから教団側のダメージが
最小となる幕引きが、与野党合意の下でシナリオ化されているわけです。
編集: 国民は茶番を見せられているわけだ。
秋嶋: よくよく考えなくてはならないことは、日米合同委員会の議長に統一教会の幹部が抜擢されて
いることです。つまり統一教会は創価学会と並ぶ「政治カルト(政権に関与する邪教集団)」であると
同時に、分断統治(朝鮮系の人々に日本を代理支配させることで欧米人の支配を不明にする行為)の道
具なのです。もっと言えば統一教会は米軍の集金装置です。だから教団の不可触は保障されているのです。
編集: マスコミや野党は統一教会を解散に追い込むと息巻いていますが。
秋嶋: 問題の核心は教会の解散よりも、来年1月の国会で統一教会が起草した原案通りに改憲が発議
されることです。
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