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奇跡のみつお物語その81

「琉球スピリット」~みつおの世界~
【最強の戦法】 「似合わねぇ、お前が着ると貧弱に見えるな」 「それは体型だろお前は太ってるから似合うんだよ」 「あーそれにしてもこの時期は嫌だな、こんなだっさい格好でデリにでるなんて」 毎年、12月になるとサンタクロースの格好でデリバリーするのが恒例になっていた。 「おぉ、望月似合うじゃねぇか」 「でしょ」 「コイツはデブだから一番似合うんですよ」 「余計なこと言うなよ」 サンタクロースの衣装で盛り上がっていた。 しかし、嫌々ながらも、誰も断る人はいなかった。冬の寒い季節になると、サンタクロースの衣装を着てる方が暖かいからである。 「店長も着たらどうですか?」 「いや、遠慮しとく、俺デリ専門じゃないから、そんなの着てたらマネージャーに張り倒されるだろ」 12月に入るとクリスマス気分でスタッフの表情も明るかった。 みつおも高校3年生の後半はバイトをしていたので気持ちは分かる。   12月は恋の季節だ。 男子も女子もクリスマスに向けて気持ちが高ぶるのだ。   しかし、それと同時にピザ屋にとって忙しい時期である。 通常よりも人数を多く入れて店がまわるようにしないと行けない。   シフトを考えるのも悩みの種だった。 「岡本くん、悪いけど来週も5日出勤できない?」 「いや、店長無理ですよ、僕ここだけでなくビデオ屋でも働いているので、この時期はビデオ屋も忙しいんですよ」 「分かった、じゃ4日は大丈夫?」 「4日も厳しいけど、クリスマスがあるんで何とか出ますよ、向こうにももっと出れないか言われてんすけど、こっちのほうが本命なので」 岡本君とは、クリスマスを仕切るのを買って出てくれたリーダーである。 実力がある人間はどこでも引っ張りダコなのである。   「店長、俺6日出ても大丈夫ですよ、年末のデート代稼ぎたいんで」 田中が横から口を出してきた。

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  • 「弥勒の世界で生きませんか?」 叶えたいと思っている人は、叶わないと思っています。 叶うと思っている人は、叶えたいとは思いません。 なぜなら、叶えたいと思わなくても叶うからです。 これが、喜びの波動と共振共鳴する出来事が勝手に押し寄せてくる「押し寄せの法則」に基づいた「叶う世界」です。 そして、更にその延長線に弥勒の世界への扉が開かれます。 本メルマガでは、聖なる巡礼を終えた金城光夫が、弥勒の世界への道案内として自分の経験したことをシェアしていきます。 また、皆さんとの気軽な交流を行うためのライブや秘密の掲示板もご用意しています。 ※2021年11月より全面リニューアル
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