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日本性科学会でユニークな文化人が「性を深く掘る」その2・田中貴子さん『日本古典文学にみる性と不浄』/江戸時代の性はおおらかだった説への疑問/日本の仏教も性を不浄と見ていた/人間の肉体を不浄扱いして性欲と闘う修行法とは?

真実の性の語り部・夏目祭子の「世界一わかりやすい《幸せな性》の授業 」
・‥…━☆・‥…━━☆・‥…━━━☆ 真実の性の語り部・夏目祭子の 『世界一わかりやすい*幸せな性*の授業』 Vol.72 2023/12/11  ・‥…━☆・‥…━━☆・‥…━☆☆☆ こんばんは。 真実の性の語り部こと夏目祭子です。 毎月2回、週の初めの月曜日に、あなたの 【活力の源】となるような《幸せな性》のお話を、 たっぷりお届けします。 * … *目 次* …* … * … * … * 1)『性・愛・命の楽しみ方for老若男女』 【日本性科学会で3人のユニークな文化人が 「性を深く掘る」特別講演レポート★中篇】 ★田中貴子さん(甲南大学文学部・日本語日本文学科教授)★ 演題『日本古典文学にみる性と不浄』 ★夏目の前置き:「江戸時代の性はおおらかだった」説は 疑わしいと思ってたら… ★日本の仏教も「性」を「不浄」と見ていた…! ★人間の肉体を「不浄」扱いして性欲と闘う修行法とは? (来月のテーマ予告) *お悩み・ご質問募集要項* (最新講座ニュース) (次号予告) * …* … * … * … * …* … * ◎●共感の声が続々届いています!●◎ 不倫バッシングが過熱する世の中に  一石を投じた問題提起作!   ↓↓↓ *☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆ 『私が「不倫」という言葉が嫌いなワケ』 *☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆  *前篇* ★【不倫】という言葉のうさん臭さ ★「不義密通」「姦通罪」の時代の倫理観とは? ★自由意思と貞操義務のグレーゾーン ★「婚外=悪」「結婚=正」とは限らない  *後篇* ★不倫スキャンダルの転機は2011年から ★婚外の関係に求められる覚悟とは? ▼今月からご購読の方も、全篇を2~3月の バックナンバーからお読み頂けます。 https://www.mag2.com/archives/0001694031/ +:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+ ♪今日は≪A面≫をお届けします。 (※話の流れによって、 ≪A面≫≪B面≫の順番は前後することがあります。) ★彡:・:☆彡:・:★彡:・:☆彡:・:★彡 『性・愛・命の楽しみ方for老若男女』 【日本性科学会で3人のユニークな文化人が 「性を深く掘る」特別講演レポート★中篇】 ★彡:・:☆彡:・:★彡:・:☆彡:・:★彡  今年の10月1日に日本性科学会により開催された、 毎年恒例の「学術集会」。 今年のテーマがズバリ、 「性を深く掘る」という 哲学的な香りさえ漂う意欲的なタイトルだったので、 会員の私も「セックスレス解消法」について 自主発表をさせて頂いたのですが、 事務局が招いた特別ゲストとして登壇された 3名のユニークな文化人の人選がまた素晴らしかった。 こちらの豪華メンバーです── ◎宮台真司さん(90年代に援助交際問題で議論を巻き起こした有名な社会学者) ◎原田純さん(『ちつのトリセツ』著者・出版社社長) ◎田中貴子さん(甲南大学文学部教授) 皆さんのお話がめちゃめちゃ面白く参考になったので、 その講演レポートをお送りしています。 先月の「宮台真司さん」に続きまして、 今月は、この方の講演レポートを、 共感度MAXでお届けしたいと思います── ★田中貴子さん(甲南大学文学部・日本語日本文学科教授)★ 演題『日本古典文学にみる性と不浄』 ★夏目の前置き:「江戸時代の性はおおらかだった」説は 疑わしいと思ってたら…  現代人の「性」に対する一般的な見方 ──「下品で恥ずかしいこと」「不倫は悪いこと」 といった暗黙の雰囲気を堅苦しく感じる人たちが、 よく引き合いに出してくるのが 「日本も、江戸時代には性に対しておおらかだったのに…!」 という見方。 確かに、江戸時代には 街中には幕府公認の遊郭が栄えていたり、 各地の村々では「夜這い」の文化があったりと、 現代では取り締まられているような 性行為のあり方が認められていたので、 「現代より自由に性が楽しめていいなぁ」 と思えるのでしょう。  現代の「性に対する抑圧的な雰囲気」を 解放したいという思いは私も同じなのですが、 彼らの「江戸時代はおおらかだったのに」という見方に対しては ずっと同意できない思いがありました。 なぜって、江戸時代は社会の仕組み自体に 男尊女卑的な価値観が埋め込まれていたので、 遊郭も夜這いも、女性の立場から見れば 苦々しい思いがあったことでしょう。 何しろ奈良時代以降、 女性が月経や出産で血を流すことを「ケガレ」として、 他の家族から隔離して「月経小屋」で過ごすこと、 という法律が大マジメに制定されていたのですから。 さらに、妻が夫以外と密通したのが見つかると 犯罪として罰せられる社会でもあったので、 そんな状況下で「性をおおらかに楽しんでいた」とは 言えなかったのではないでしょうか? ──そう思っていたら、なんと田中貴子教授も

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  • 真実の性の語り部・夏目祭子の「世界一わかりやすい《幸せな性》の授業 」
  • なぜこんなにセックスレスが増えているのか?それは、世間一般の性情報が長い歴史の中で歪められ、間違いだらけになったことが大きな原因。男女が癒し合い、高め合い、元気になれる「真実の性」を伝え続けて18年の夏目祭子が、明るく上品に面白く、性をディープに解き明かしていきます。性と恋愛・結婚と不倫など男女のパートナーシップにまつわる、目からウロコの書きおろし本音エッセイ。子供たちの魂に響く性教育のヒントにも。
  • 770円 / 月(税込)
  • 毎月 第2月曜日・第4月曜日