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算数得意化プロジェクト
~ 算数得意化への道 ~
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ -その374-2023/12/15発行◆
「繰り返すこと」
結局、理系教科の苦手克服には基本の繰り返しが効果的って流れになりつつある
ように思います。
それがちょっと恐ろしい。
算数や数学、物理のような理系教科の得意な生徒や教員ほど、繰り返し解いて覚
えてしまうことの弊害がわかっている。
ここでは何度か書いてきたことですが、理系の教員は基本的に公式に数値を当て
はめて解くだけの問題が嫌いです。
初見に近い、初めて見るようなパターンの問題に対応できるかどうかこそが、理
系の能力で一番重要だからです。
だからテストでは授業でやった問題とパターンを変えたくなる。
そしてそれに対応できる生徒を高く評価します。
ところがそれに対応できない生徒も多数いる。
そうした生徒がことごとくテストでひどい点数をとって、高校生であれば留年し
てしまう、中学生であれば定期テストの平均点が30点くらいになってしまってま
ともに成績がつけられない事態になるってことは避けたい。
だから、そうした生徒でもパターンさえ覚えたらできるような問題も出題する。
授業でやったのと同じパターンの問題を出題するのは、こうした現実的な妥協の
産物なのです。
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