FOMC
おはようございます
FOMCは誰しもの予測通り、据え置きでした。一方で、参加者の予測であるドットチャートは年3回の利下げを織り込む内容として金利市場が急落。結果は株価は新値、ドル円は超円高となりました。
■ドットチャート
ドットチャートというおは、FOMC参加メンバーの経済見通しの予測のことであり、その傾向が来年3回の利下げを見込む、という内容になった結果がマーケットに反映されています。会見でパウエル議長は、金利を引き上げる用意はある、と言っているのですが、それをマーケットは無視した形になっています。
声明文の変化では、若干の修正が入ったので、それを囃す形でマーケットは異常な反応を示した、という形になると思います。またパウエル議長も「今回の議論で利下げの可能性を議論した」とのこと、です。
全体の事実として、利下げの可能性は前回11月可能性は増しました、というのは事実であり、マーケットの先走りというのは、前回よりは緩和されたという形なのですが、どうなのであろう、ということです。
■マーケットの先走り
マーケットの先走り、というのは悪いことなのか、良いことなのかの判断はつきません。言えることはそれが正しい場合には、良いのですが、今夏のような金利が下がる見込みを先走ってマーケットに影響を及ぼした結果、夏から秋にかけて大きな長期金利の高騰につながったということがあります。この金利高騰の間、あらゆる識者、専門家が「なぜ金利が上昇するのか」と議論していたことは記憶に新しいことになります。今回もその可能性を残した、ということです。つまり先走って金利を大きくさげさせると、このようなリスクが顕在化をする、ということです。
言えることは、現状の金利は変更していない、ということが事実であり、未来の金利の変更はあくまでも「可能性」の話であり、事実ではない、ということです。ただし、その金利の変更の可能性は高まった、ということになります。
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