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第776回 日本では報道されない世界の最先端テクノロジーの開発状況、アナンド君の2024年予言

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…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第776回 日本では報道されない世界の最先端テクノロジーの開発状況、アナンド君の2024年予言 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 今回の記事は非常に重要だ。世界の最先端テクノロジーの開発状況を詳しく紹介する。驚愕する結果だった。日本で喧伝されているイメージとはあまりに異なる状況が見えてきた。次に、インドの少年占星術師、アナンド君の2024年予言の最新版を紹介する。 ▼世界の最先端テクノロジーの開発状況 それでは早速今回のメインテーマを書く。現在、高性能半導体、AI、量子コンピューティング、ロボット、ブロックチェーン、指向性エネルギーなど第4次産業革命と呼ばれるテクノロジーの歴史的な転換期にある。その中で、最先端テクノロジーの世界的な開発競争が始まっており、これまでのアメリカを筆頭にした西側諸国のテクノロジー覇権の状況が覆りつつある。 しかし日本の主要メディアでは、最先端テクノロジーのニュースは高性能半導体の開発に限定されており、全体的な状況が伝えられることはまずない。 高性能半導体では3ナノや2ナノという極小チップを製造可能な台湾の「TSMC」が頂点にいるが、台湾有事の危機に対応して半導体のサプライチェーンを多様化する必要から、アメリカに生産拠点を構築している。また韓国の「サムソン」も「TSMC」を追いつつある。一方、「IBM」も2ナノのチップを開発しており、将来的には「インテル」と米国内で生産する可能性もある。 また高性能半導体の製造装置では、オランダの「ASML」が市場を席巻しつつある。 高性能半導体の製造では、中国は出遅れている。「フアーウエイ」の米国市場からの排除、さらに半導体製造装置の禁輸などの制裁から中国の半導体産業は自立性を高めているものの、やっと7ナノの半導体の製造と製品化に成功した段階だ。中国のメーカは3ナノ、2ナノといった最先端の半導体を開発する計画はあるものの、まだ実現してはいない。中国の半導体産業は明らかに出遅れている。 他方そうした中、中国経済は急速に地盤沈下している。中国のGDPの40%は地方政府が主導する不動産開発投資によってけん引されていたが、政府の金利の引き上げと不動産業者への融資制限などが引き金となり、不動産バブルは崩壊しつつある。地方政府の不良債権を抱えた銀行が増加し、貸し渋りや貸しはがしが横行して、実体経済を圧迫している。これはバブル崩壊後の日本に見られた現象と同じで、中国は長期的に低迷する可能性が高くなっている。 おそらくこれが、中国経済とテクノロジーの一般的に喧伝されているイメージだ。第774回の記事に詳しく解説したが、中国の日本化がいまの中国を象徴するキーワードとして使われるようになっている。 ●本当にそうなのか?世界の先端技術の現状 筆者は日本の主要メディアが喧伝するこのようなイメージを見ると、ある疑問が沸いてくる。確かに半導体や不動産といった分野はこのイメージ通りなのかもしれないが、他の産業分野では中国の状況はどうなのだろうか?

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