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貞子第二メルマガ:「ソフトランディング」という「はかない夢」を見ているだけかもしれないアメリカ株式市場

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 2023/12/15
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アメリカ株式市場の強気派たちの一部は、ドルにも大変強気でし た。 彼ら強気派たちの中には、「かつて1990年代半ばから巨大IT バブルが始まったように、2024年の今は巨大AIバブルが始ま りかけているところだ(始まりの始まり)」「かつて1990年代 半ばからアメリカ経済一人勝ちが始まって世界のマネーがアメリ カ一国に集中していったように、2024年からもアメリア経済 一人勝ちが始まって、世界のマネーがアメリカ一国に集中してゆ くだろう」という超楽観的な見方をしている人々が存在していま す。 彼ら超楽観論者達は、かつての1990年代後半からIT化が始 まったお陰で、アメリカ経済の生産性が急速に高まって、アメリ カ経済がソフトランディングしていった時と似たようなことが、 今アメリカ経済に起きていると、唱えています。 すなわち、今後はAIブームのおかげで、2024年から向こう5 年くらいはアメリカ経済の生産性が高まってゆき、アメリカ一国 に世界中のマネーが集中、巨大AIバブルが形成されてゆくだろう」 というものです。 言い換えると、向こう5年間は「利下げ無し、ドル高、株高」 というのが、彼ら超強気派のシナリオでした。 馬鹿言ってはいけません。AIブームが始まれば、企業はばかす か高給取りのリストラを断行して、生産性を上げるのです。 ミクロの企業単位でリストラという「正しいこと」を行なって 個々の企業の生産性を上げても、マクロで大失業率が巻き起き て、大不況は起ります。 たとえば、2030年までにAIによって世界では最大で8億人 の失業者が生まれて、.同時に世界ではAIによっておよそ1億 人の雇用が創出される可能性もあると予測する向きがあります。 12月13日FOMCを境に、パウエルFRBは「ハト派転換」 「2024年の三回の利下げ」を示唆、これが引き金となって、 「ドル安トレンド」が本格化しまいました。 彼ら強気派たちの「巨大AIバブルへの夢物語」は、この「利下げ」 「ドル安」で早くも消滅し始めています。 遅かれ早かれ、どこかの地点で、アメリカ経済のソフトランデ ィングへの夢は消えて、内外の株式市場は下落を開始し始めるの ではないでしょうか???      

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