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国際戦略コラム NO.p0798 ???
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/ ???
2023.12.18 ???
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第3次世界大戦に向かう世界
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世界情勢が大きく変化している。ウクライナ戦争、パレスチナ戦争
の他に、南米でもベネブエラがガイアナの7割の土地を自国領土と
主張している。中国も南シナ海でフィリピンのEEZ内を自国領土
として、フィリピンの船に放水するなど、世界各地で紛争を起こし
ている。この現状と今後を検討しよう。 津田より
0.米国と世界の状況
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NYダウは、コロナで2020年3月23日に18,591ドルまで急落したが、
2022年1月4日に36,799ドルと最高値更新となり、2022年10月10日は
29,202ドルで安値となり、2023年12月8日は36,247ドルで、11日は
157ドル高の36,404ドル、12日は173ドル高の36,577ドル、13日は
512ドル高の37,090ドルで最高値更新、14日は158ドル高の37,248ド
ルと更新継続、15日は56ドル高の37,305ドル。
先週、株価は、連日最高値更新と1000ドル上昇して3万7000ドルを突
破した。12月13日FOMC後の会見で、パウエル議長の突然のタカ派か
らハト派への転換で、利下げ方向の議論が出たという。このことで
、ドル安になり、10年米国債の利回りも4%以下になり、市場は買い
のムードである。ドル円も141円まで円高が進んでいる。
これには、ホワイトハウスから、パウエル議長は怒られたという噂
もあるが、インフレが3%であり、金利も3%まで下げる方向で良いの
ではないかということのようだ。
事実、イエレン米財務長官は、インフレが鈍化する中で米金融当局
が経済の安定を保つために利下げを検討するのは理にかなっている
との見解を示した。
しかし、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、利下げ議論した
とパウエル議長は明言したが、それを否定した。FOMC内部亀裂が露
呈した格好である。このため、15日の株価も上昇したが、勢いが削
がれた。市場の期待を削いだようである。
そして、中東で戦争になる地政学的リスクがあり、もし原油が高騰
すると、再度高インフレになる可能性はある。
現時点では、景気後退ではない利下げとなり、そうすれば、株価も
大きく下げない可能性がある。2024年11月までは、株価の大暴落だ
けは、バイデン大統領はさせないようである。
欧州経済不振のために、ユーロ圏の債券利回りは9カ月ぶりの低水準
になり、利上げが近いと思われている。大暴落の可能性もある。
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