【渡辺勝幸4840号】「『春秋』に義戦なし」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン 　　第4840号　令和5年12月15日（金） 　　発行部数　9,750 部 【「『春秋』に義戦なし」】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【「『春秋』に義戦なし」】 本章は、告子下篇第七章と合せ考えるのがよいでしょう。 本章の「『春秋』に義戦なし」、 『春秋』には正義の戦の記述がありません、とあるのは、 かの章の「五覇は三王の罪人なり」という意見にほかならず、 本章の「彼、此れより善きは則ち之あり」、 多くの戦のうちには、あの方がこれよりよいという程度のものはある、 とあるのは、かの章の「今の諸侯は五覇の罪人なり」の意味であります。 それゆえ、かの章において箚記したものを見てください。 ということを約150年前の日本において、 政治犯として牢屋の中にありながら、 囚人と看守に対して 熱心に教えた人がいたのでした。 その政治犯は間もなく 斬首刑になってしまいます。 そして時は立ち、 その政治犯の弟子たちが、 明治維新の原動力となり 日本を変えていったのでした。 この本をときどき繰り返し読んでいます。 ⇒　http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4061584421/cuccakatsu-22/ref=nosim