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第299回 下落したビットコインと今後の行方、建設におけるAIとブロックチェー

ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第299回 下落したビットコインと今後の行方、建設におけるAIとブロックチェーン …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 ビットコインが大きく下落した。その理由を説明するとともに、先週の動きを紹介する。また、ビットコインの今後の展望も紹介する。次にメインテーマとして、建設産業におけるAIとブロックチェーンの活用の概要を紹介する。 ▼大幅に下落したビットコイン 先週、ビットコインは大幅に下落した。過去5日間で5.19%の下落である。ビットコインは20%を越える乱高下も珍しくはないが、半減期とビットコインETF認可の期待から相場の上昇が予測されていたので、驚きではあった。相場の下落は12月10日から始まり、現在も続いている。12月18日現在では581万円前後で取引されている。 今回の下落の理由ははっきりしない。先週「米FRB」は政策金利の据え置きを発表し、2024年には金利を引き下げることを示唆した。普通、金利の引き下げはビットコインの相場を引き上げる効果がある。金利の引き下げは市場への資金供給の増大を意味し、増えた資金はビットコインを始めあらゆる市場に投資されるからだ。事実、ダウもナスダックも株式は「FRB」の発表以降上昇した。ビットコインを中心とした暗号通貨だけが下落した状態だ。 いまビットコインの下落の理由として考えられているのは、特にクジラと呼ばれる大口投資家の利益確定 のための売りである。現在の下がった相場でも、年初来から見ると168%の上昇である。12月10日につけた今年の最高値、648万円だと298%の上昇だ。この急速な上昇は、クジラをはじめ多くの投資家に利益確定の売りを誘う引き金になったようだ。このような利確売りがさらに売りを刺激し、相場の大幅な下落につながったというわけだ。 ということでは、今回の下落はビットコインの将来性を懸念することにはならないとする意見の方が多い。相場の通常の調整局面であったようだ。ビットコインの相場は、1)ビットコインETF認可への期待、2)市場への資金流入の期待、3)ビットコインの半減期という3つのファクターがけん引してきた。これらのファクターは現在も存在しており、特に「FRB」の今後の利下げで市場への資金の流入が期待できるため、今回の調整局面が落ち着くと、ビットコインはまた力強く上昇するとの観測が多い。その意味では、いまが買い時なのかもしれない。 ●先週の主な動き こうした相場展開の中、先週は次のような動きがあった。主なものをまとめた。 1)「ブラックロック」がビットコインETFを銀行がより簡単にアクセスできるように修正

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  • ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン
  • 昨年から今年にかけて仮想通貨の高騰に私たちは熱狂しました。しかしいま、各国の規制の強化が背景となり、仮想通貨の相場は下落しています。仮想通貨の将来性に否定的な意見が多くなっています。しかしいま、ブロックチェーンのテクノロジーを基礎にした第四次産業革命が起こりつつあります。こうした支店から仮想通貨を見ると、これから有望なコインが見えてきます。毎月、ブロックチェーンが適用される分野を毎回紹介します。
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