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週刊金融日記 第605号 台湾有事について、安倍派裏金問題、香港ソーホー路地裏の北京ダック

藤沢数希メールマガジン「週刊金融日記」
// 週刊金融日記 // 2023年12月19日 第605号 // 台湾有事について // 安倍派裏金問題で岸田内閣の閣僚交代 // 香港ソーホー路地裏の北京ダックが美味しいお店 // 高偏差値の学生が東大から米IT企業就職を目指す時代 // 他  こんにちは。藤沢数希です。  最近は香港も寒くなってきました。香港のエアコンは基本的にすべて冷房なので、寒い時は小さいヒーターとか使います。しかし、沖縄や台湾より南になるので、やはり冬は過ごしやすいですね。  日本の政治では、安倍派の大物政治家たちに捜査のメスが入って、政局になってきましたね。 ●安倍派 キックバック不記載疑い 自民派閥でいったい何が? https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/104266.html  今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。 - 所長の書く文章はスッと頭に入ってくるのですがコツはなんでしょうか - プログラミング適性はパソコン一台あればわかる - 30代後半の妻(妊活しているができない)がいますが20代の女医と結ばれ妊娠してほしいと思っています  それでは今週もよろしくお願いします。 1.台湾有事について  すでに何度か述べたように、僕は歴史や国際政治、そして、戦争などについて素人でしたが、(不謹慎な言い方ですが)あまりにも鮮やかだったハマスの奇襲攻撃とその後の経緯をリアルタイムで見ていて、こうしたことについて知的好奇心を駆り立てられました。Xでさまざまな現役の政治家や軍人、識者のコメントをずっと追っていました。また、自分なりにゼロベースでいろいろ考えていました。このメルマガ読者にとっても関心事であると思われたので、毎週、限られた時間の中で、背景を調べてまとめていました。最新の情報をインプットして毎週のようにアウトプットするわけですから、すごい学習効果です。いま読み返すと、ちょっと浅いな、端折り過ぎだな、間違ってるな、という箇所はいくつもありますが、お許しください。  多くの評論家や政治家などのコメントは、どれもピンと来ませんでした。イデオロギーや個人の価値観に寄っているものが大半だったからです。また、ある種のプロパガンダでもあります。恋愛工学がそうであったように、国際政治の分野においても、現実に起きていることを説明し、予測力を持つモデルがどうしても必要だと思っていたのですが、それがどこにあるのか、何を勉強すればいいのかわからないわけです。イデオロギーやプロパガンダという雑音に塗れているし、どうもこの分野は、いろんな知識を覚えただけのレベルの低い論客が多くて困ります。  ところが、とうとう世界のパワーバランスのダイナミクスを説明する、素晴らしい理論家を見つけました。僕は彼の対談や公演の動画を食い入るように何度も何度も見ました。これまでバラバラだった点と点が一気につながり、霧が晴れるように、国際政治の世界の大きな絵が見えてきたのです。リアリズムに基づく、堅牢なフレームワークをかなり修得できたように思います。こうした戦争を含む国際政治の理解について、一気に日本のほとんどの評論家を超えたように思います。  知る人ぞ知る、世界的な国際政治学者で、

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