□--■--□--■--□--■--□--------------------------------------------◆
【高校数学】読むだけでわかる!共通テストの考え方 vol.958
≪2023年 数1A 第3問≫ 2023/12/19
◆----------------------------------------□--■--□--■--□--■--□--■
目次・・・■ 問題 ■ 解説目次 ■ 解答・解説 ■ 公式 ■ 解答一覧
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このメルマガでは、大学入試共通テストの問題を詳細に解説します。
■ 問題
2023年共通テスト数1Aより
第3問
番号によって区別された複数の球が、何本かのひもでつながれている。ただし、
各ひもはその両端で二つの球をつなぐものとする。次の[条件]を満たす球の塗り
分け方(以下、球の塗り方)を考える。
┌[条件]―――――――――――――――――――――――――――――――――┐
|・それぞれの球を、用意した5色(赤、青、黄、緑、紫)のうちのいずれか1色で|
| 塗る。 |
|・1本のひもでつながれた二つの球は異なる色になるようにする。 |
|・同じ色を何回使ってもよく、また使わない色があってもよい。 |
└――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
例えば図Aでは、三つの球が2本のひもでつながれている。この三つの球を塗る
とき、球1の塗り方が5通りあり、球1を塗った後、球2の塗り方は4通りあり、
さらに球3の塗り方は4通りある。したがって、球の塗り方の総数は80である。
1 3
\ /
2
図A
(1) 図Bにおいて、球の塗り方は[アイウ]通りある。
1―2―3―4
図B
(2) 図Cにおいて、球の塗り方は[エオ]通りある。
1―――3
\ /
2
図C
(3) 図Dにおける球の塗り方のうち、赤をちょうど2回使う塗り方は[カキ]通りある。
1―4
| |
2―3
図D
(4) 図Eにおける球の塗り方のうち、赤をちょうど3回使い、かつ青をちょうど2回
使う塗り方は[クケ]通りある。
1
//|\\
23 4 56
図E
(5) 図Dにおいて、球の塗り方の総数を求める。
1―4
| |
2―3
図D
そのために、次の[構想]を立てる。
┌[構想]―――――――――――――――――――┐
| 図Dと図Fを比較する。 |
| 1―4 |
| | |
| 2―3 |
| 図F |
| |
└――――――――――――――――――――――┘
図Fでは球3と球4が同色になる球の塗り方が可能であるため、図Dよりも図F
の塗り方の総数の方が大きい。
図Fにおける球の塗り方は、図Bにおける球の塗り方と同じであるため、全部で
[アイウ]通りである。そのうち球3と球4が同色になる球の塗り方の総数と一致
する図として、{0}~{4}のうち、正しいものは[コ]である。したがって、図Dに
おける球の塗り方は[サシス]通りある。
[コ]の解答群
┌――――――――――――――――――――――┐
| {0} {1} {2} |
| 1 1 3 1―3 |
| | \ / \ / |
| 2 2 2 |
| |
| {3} {4} |
| 1―4 1―4 |
| | | \ / |
| 2―3 2―3 |
└――――――――――――――――――――――┘
(6) 図Gにおいて、球の塗り方は[セソタチ]通りある。
1
/ \
2 5
\ /
3―4
図G
※分数は(分子)/(分母)、xの2乗はx^2、マーク部分の□は[ ]で表記しています。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)