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永藤かおる「勇気の処方箋」~親に「あなたは冷たい」と言われる私

公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」―それってアドラー的にどうなのよ―
―――――――――――――――――――――――― 公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」 ―それってアドラー的にどうなのよ― Vol.062/第62号 ―――――――――――――――――――――――― :: 目次 ::  1.それってアドラー的にどうなのよ 「五感をすませば」 2.ちょっと御相談がありまして  「冷たい自分」 3.勇気とかライフスタイルとか ―アドラー心理学のお言葉たち―   「共同体感覚をまったく欠いている人はいない」 4.ナガトウカオルの出張ごはん 福岡市 天神「めんちゃんこ亭」 5.こんなことやってます 出演情報・著書のお知らせ ************************************************** 2.ちょっと御相談がありまして「冷たい自分」 30代の会社員女性。一人暮らしをしています。 「冷たい人間だ」 とここ数年ずっと母に言われ続けています。 心配性で不安の大きい母は、私が子どもの頃からずっと私のやることなすことすべてに口を出してきました。 学校や習い事、塾での友達づきあい、部活、受験する学校、就職先選びなど、何から何まで口を出し、母の思い通りにならない結論を私が選ぼうとすると怒ったり、ときに泣いたり同情を引いたりするようなそぶりをし、こちらがあきらめて母の選択通りにするまでやめない人でした。 なので、恋愛などに関しては一切相談することなどありませんでしたが、20代後半でデートに行くときに後ろからつけられて、帰宅した途端にものすごい叱責、罵倒をされました。 それをきっかけに大げんかをし、家を出ました。 今は実家から30分ほどの賃貸マンションに住んでいて、1か月に1度ほど実家に顔を出すようにしています。 その際に毎回のように言われるのは、 「あなたは冷たい人間だ。ママはあなたの幸せを心から考えているのに、人の気も知らないでママから離れていくなんて」 というセリフです。 最近は「この家も古くなってきたからあなたのために二世帯住宅にリフォームしてあげる」とか、「賃貸マンションなんて家賃がもったいないから、ママが家の近所のマンションの頭金出してあげようか」などと言ってきますが、こちらはそんなことは一言も頼んでいないのです。 断り続けていると、「冷たい」と泣かれます。 大事に思ってくれた、何不自由なく育ててくれたという恩はありますが、最近は1か月に1度の顔出しもうっとおしく感じています。 それでも「冷たい」と言われると心が痛みます。 つらいです。 (母親に「冷たい」と言われて心を痛めている方に、永藤はどうお答えするのか。続きは本文で!)

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  • 本メールマガジンでは、世の中のさまざまな出来事を、「アドラー心理学的に解釈するとどうなのよ?」という視点で切り取っていきます。 対人コミュニケーションで壁に当たった、自分自身との向き合い方に悩んでいる。そんなときに読むと、ちょっとホッとしたり、勇気が湧くような情報をお届けしていきます。 時には、まったく心理学とはかけ離れた、でも実は根っこがつながっているような話をしていくのでよろしくお願いします。
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