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貞子第二メルマガ:2024年の日本株式市場とアメリカ株式市場

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 2023/12/22
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12月のFOMCのわずか2週間前までは、パウエルFRB議長は 「FRBは利下げについては議論すらしていない」と、タカ派的な スタンスを維持していました。 ところが、12月13日のFOMC後の記者会見では、「利下げに ついて議論している」と、ハト派へと急転換しました。 この二週間の間に、何が起きたのか????    ↓  ↓   12月13日に発表された「アメリカの11月の消物価指数(CPI) と生産者物価指数(PPI)」で、インフレが2%インフレ目標に向 かって大きく鎮静化し始めたことが確認できたのです。 インフレの沈静化ぶりだけ眺めると、ソフトランディングどころ か、近い将来のハードランディング(景気後退)を懸念し 無ければならないほどの急速な鎮静化でした。 12月13日のFOMCでの唐突な「ハト派転換」で、アメリカ経 済のソフトランディング(景気後退なしにインフレが沈静化する こと)の確率がぐっと高まりました。と言っても、ソフトランディ ングの確率は50%だったのが、60%に上昇した程度ですが・・・。 ところが、このFRBの唐突なハト派転換で市場のほうは大揺れで す。 アメリカ株式市場は、13日のFOMCを境に、ユケユケのアホア ホパワーで溶け上がって(メルトアップして)います。 あたかも、ソフトランディングの確率が80%くらいの高確率に 急上昇したかのような「手放しの上昇ぶり(喜びぶり)」です。 (このメルトアップは長くは続かないでしょう) さて、アメリカ株式市場がここまで溶け上がってしまったら、金 融環境が緩和されてしまって、FRBは「利下げを先延ばし」しな ければならなくなるリスクを高めてしまいます。 「先走りすぎた株高」は、長い目で見ると、アメリカ経済のハード ランディングのリスクを高めるのです。 FRBの幾人かのメンバーも、「13日のFOMCを境に先走って溶 け上がる株価」を警戒、強く牽制発言を繰り返しています。 が、アホアホパワーの株式市場のほうはこの牽制に全く反応しま せん。 近いうちにアメリカ株式市場のメルトアップ(株式市場の溶け上 がり)はメルトダウンへ転じることでしょう。 もしかするとひょっとすると、日本時間で今夜発表の「11月の アメリカのPCE(個人消費支出)」がその引き金を引くかも知れま せん。     

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