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国際戦略コラム NO.p0799 ???
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/ ???
2023.12.25 ???
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ロシアの工作潰し
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戦争の規模や範囲が拡大している。ロシアの工作が成功して、全世
界を巻き込んだプレ戦争期の様相である。このロシアの工作潰しの
現状と今後を検討しよう。 津田より
0.米国と世界の状況
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NYダウは、コロナで2020年3月23日に18,591ドルまで急落したが、
2023年12月15日は37,305ドルと過去最高値になり、18日は0ドル高の
37306ドル、19日は251ドル高の37,557ドルと最高値更新、20日は475
ドル安の37,082ドル、21日は322ドル高の37,404ドル、22日は18ドル
安の37,385ドル。
先週、株価は横バイでした。クリスマスシーズンで、本来なら取引
数が大幅に減る時期であるが、株高で取引数が減らない。米GDPは、
7-9月期確定値は前期比年率4.9%増加したことで、楽観ムードにな
っている。しかし、最高値更新後、高値警戒感があり、上値は重い
。しかし、F&Gインデックスは、強気の79である。
米西部コロラド州の最高裁は、24年大統領選の候補を選ぶ同州予備
選にトランプ氏が出馬する資格を剥奪する判断を下した。トランプ
氏が21年の議会襲撃事件に関与したと認定、憲法擁護を宣誓しなが
ら反乱などに関わった者の官職就任を禁じる憲法修正第14条第3項に
抵触したとしている。トランプ氏側は連邦最高裁に上訴する方針を
表明した。
しかし、米連邦最高裁は22日、トランプ氏に大統領の不起訴特権が
適用されるか否かに関する判断を当面回避した。
これを受けて、コロラド州以外でもミシガン州、オレゴン州、ニュ
ージャジー州、ウィスコンシン州、アラスカ州、アリゾナ州、ネバ
ダ州の7州で訴訟が起きている。アリゾナ州とミシガン州では訴訟が
却下されている。また、他の民主党知事の州でも訴訟が起きる可能
性がある。
もし、トランプ氏が大統領選挙に多くの州で予備選ができないと、
、共和党候補者にはニッキー・ヘイリー氏(元国連大使)が選ばれ
ることになりそうである。共和党主流派もそれを望んでいるようだ。
もし、トランプ氏、およびトランプ風候補者が共和党候補でないな
ら、2024年以降の世界情勢はあまり変わらないかもしれない。しか
し、民主国家として、国民の支持を多く受けている候補を排除して
も良いのかという議論が起こるし、米国の分裂にまで発展する可能
性も出てくると思う。どちらにしても、米国は覇権国ではなくなる。
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