永田町異聞メルマガ版
「国家権力&メディア一刀両断」 2023.12.28
新 恭(あらた きょう)
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近大の教職員らも批判の大合唱。世耕氏の総理への夢は潰えたか
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今年10月25日の参院本会議で、世耕弘成氏は得意満面の一人舞台を演じた。
「私が考えるリーダー像は、決断し、その内容をわかりやすい言葉で伝えて、
結果について責任を取るという姿です」。岸田首相に自説を滔々と語り聞かせ
る姿は、あたかも自分こそが総理にふさわしいと言わんばかりだった。
それからわずか2か月。まさか自分が、岸田首相の意向を受けて自民党の参議
院幹事長を辞し、東京地検特捜部から事情聴取される身になるとは思ってもみ
なかったことだろう。
政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑。安倍派全体では直近5年間で5億円を超
える収支報告書への不記載があり、うち世耕氏も1000万円以上のキックバック
を派閥から受け取っていながら、報告書に記載しなかったと報じられている。
報道によると、特捜部がこれまでに任意で事情聴取した国会議員は、安倍派の
事務総長経験者である松野博一前官房長官、現在の事務総長、高木毅前国対委
員長、座長の塩谷立・元文部科学相、萩生田光一前政調会長、それに世耕弘成
前参院幹事長の5人だ。
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