拾われし者|No.167|原田寛|芦原英幸と直弟子たち
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メールマガジン『拾われし者』 No.167
全日本学生テコンドー選手権大会(前編)
2017年8月14日お盆さなか。
車は、この夏3度目になる大阪遠征へと松山高速道を突き進んでいた。
当初、この8月に韓国遠征合宿を組み徹底的に組手をこなし、9月3日の初デビュー戦である全日本学生テコンドー選手権大会に臨む予定でいた。
しかし、韓国での受入れ先の目途や、同行者予定等、全てが噛み合わずに実現する事はなかった。「招かれざる空手界からの挑戦者」としての洗礼でもあったのか?
そして様々な場面で、金銭的な問題が浮上していた。
ここでは、あえて具体的には記さないが、当初聞いていた話とは全く違うビジネス的な要素が随所随所に派生してきだした。
その後、テコンドー界全体の問題として大きくTVで取り上げられ、「協会会長すげ替え」の報道が大きくお茶の間で流れるのを目にした。「なるべくしてなったな。」と冷静に報道番組を眺めていた記憶が残る。
空手界とは、又異なる金銭的な体験の学びをさせて頂いた。
実際に直面する様々な試練に対し絶望するのではなく、当初から自分達で出来うる事を着実にこなして行こう。と最初の段階から気持ちを整理し、自分達の目線
に合う取組をコツコツとした努力を積み上げていく事に専念したのがかえって良かったのかもしれない。当初の予定であった韓国遠征を諦め、急遽、大阪経法大
学テコンドー部の夏の強化合宿への参加へギアを即座に切り替えたのである。
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