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ビジネス知識源プレミアム(水曜刊:660円/月:税込)Vol.1395
<Vol.1395号:増刊:架空の現実を生きる日本>
2023年12月31日:2024年は世界的リセッションの確率が高い
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著者:システムズリサーチ:吉田繁治
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年々、1年が短くなっているように感じます。2020年のコロナ後は世
界史的な、経済・金融・政治での大事件が続いているためでしょう。
一言では、「米国の世界覇権の終焉」に向かう後退が、いま起こって
いることです。
1989年の冷戦崩壊後の世界は、軍事・金融・経済・政治で米国一極で
した。2022年からのウクライナ戦争を契機に、軍事・金融覇権がバラ
バラと崩壊し、その2つが経済と政治に及んでいます。
『ビジネス知識源』では、事実と数字をベースに、過去から現在に起
こったことを分析し、原理、または構造変化を探して未来を予測する
ことと旨(むね)としています。
主流メディアは、「米国覇権」に加担し、事実の解釈をねじ曲げるプロ
バガンダの情報になっています。
個人にとっての「世界」は、メディアを経由して届く、間接情報のもの
です。その間接情報に、凸凹のレンズ偏向が加わっています。
主流メディアは「米国覇権」に加担していますから、その偏向は、米国
にとって都合の悪い出来事や情報も、逆に米国を有利にするものにし
てしまうのです。
日本には、奇妙な「捻じれ」があります。例えば、右翼は自国主義で
あるため、論理的には反米になるはずですが、親米または米国崇拝で
す。これは「保守」も同じです。日本の体制を守ることが親米になっ
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