第301回　2024年にはビットコインはどうなるのか？大胆な予測と展望、2024年のAIとブロックチェーンの最新動向

…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第301回　2024年にはビットコインはどうなるのか？大胆な予測と展望、2024年のAIとブロックチェーンの最新動向 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 今回は2024年最初の記事になる。ビットコインは2024年の4月から5月にかけて半減期がやってくるので、大きな変化が予測される。そこで「ChatGPT4」など、様々なビットコインの相場予測を集中的に紹介する。次に、2024年のAIとブロックチェーンの最新動向を紹介する。その1として、概要を紹介する。 ▼大きく値を下げたビットコイン 2024年になった。今年は4月から5月にかけてビットコインの半減期があるので、相場の上昇が期待されている。しかしそれにもかかわらず、相場は12月29日から大きく値を下げた。過去5日間では2.55％の下げである。1日現在は599万円前後で取引されている。 下落の原因は、ビットコインの取引所からの流出が相次いだことである。ブロックチェーン分析会社、「Glassnode」が追跡したデータによると、12月29日には11億9000万ドル相当の2万8000BTC強が主要な取引所から流出し、BTCベースで2022年12月14日以来最大の1日流出となった。これがビットコインの売り圧力となり、相場を下落させたのだ。この流出は、年内に利益を確定しようとしたいわゆる利確売りの活発化である。 しかし今回の流出は、必ずしも悪いことではない。売買に使われる取引所からの純流出は、投資家がコインを直接保管する意向や長期保有戦略を好むことを表すと見なされることが多い。要するに、クジラと呼ばれる大手投資家の中には、ビットコインの長期保有のために、これを売り買いするための取引所から引き出し、自分のウォレットに保管したということだ。長期保管目的のためのビットコインの移動が、今回の大規模な流出には含まれているのだ。利益確定のための売りだけではない。 売買のための取引所に結びついたウォレットのビットコイン残高全体は2,327,025BTCに減少し、2018年4月以来の低水準となった。他の条件が同じであれば、これは売買に使われる取引所上のコインが少ないということを意味する。したがって、ビットコインの供給側の圧力が弱まり、価格上昇の可能性があることを示唆している。ということでは、逆説的になるが、今回の下落はビットコインの将来的な相場上昇の予兆ともなっている。 ●先週の動き ビットコインの大規模な流出が先週の中心的な話題であったが、その他にも次のような動きがあった。いつものように簡単にまとめた。 1) 米判事、「テラフォーム・ラボ社」の未登録証券訴訟でSEC側に立つ