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【高校数学】読むだけでわかる!共通テストの考え方 vol.962
≪2023年 数1A 第5問≫ 2024/1/2
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目次・・・■ 問題 ■ 解説目次 ■ 解答・解説 ■ 公式 ■ 解答一覧
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■ 問題
2023年共通テスト数1Aより
第5問
(1) 円Oに対して、次の[手順1]で作図を行う。
┌―[手順1]――――――――――――――――――――――――――――┐
|(Step 1) 円Oと異なる2点で交わり、中心Oを通らない直線lを引く。|
| 円Oと直線lとの交点をA,Bとし、線分ABの中点Cをとる。|
|(Step 2) 円Oの周上に、点Dを∠CODが鈍角となるようにとる。 |
| 直線CDを引き、円Oとの交点でDとは異なる点をEとする。 |
|(Step 3) 点Dを通り直線OCに垂直な直線を引き、直線OCとの交点を|
| Fとし、円Oとの交点でDとは異なる点をGとする。 |
|(Step 4) 点Gにおける円Oの接線を引き、直線lとの交点をHとする。|
└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
参考図→
http://www.a-ema.com/img/center2023math1a5.png
このとき、直線lと点Dの位置によらず、直線EHは円Oの接線である。
このことは、次の[構想]に基づいて、後のように説明できる。
┌―[構想]―――――――――――――――――――――――――――――┐
| 直線EHが円Oの接線であることを証明するためには、 |
|∠OEH=[アイ]°であることを示せば良い。 |
└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
[手順1]の(Step 1)と(Step 4)により、4点C,G,H,[ウ]は同一円周上に
あることがわかる。よって、∠CHG=[エ]である。一方、点Eは円Oの周上に
あることことから、[エ]=[オ]がわかる。よって、∠CHG=[オ]であるので、
4点C,G,H,[カ]は同一円周上にある。この円が点[ウ]を通ることにより、
∠OEH=[アイ]°を示すことができる。
[ウ]の解答群
┌―――――――――――――――――――――――┐
|{0} B {1} D {2} F {3} O |
└―――――――――――――――――――――――┘
[エ]の解答群
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} ∠AFC {1} ∠CDF {2} ∠CGH {3} ∠CBO {4} ∠FOG|
└――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
[オ]の解答群
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} ∠AED {1} ∠ADE {2} ∠BOE {3} ∠DEG {4} ∠EOH|
└――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
[カ]の解答群
┌―――――――――――――――――――――――┐
|{0} A {1} D {2} E {3} F |
└―――――――――――――――――――――――┘
(2) 円Oに対して、(1)の[手順1]とは直線lの引き方を変え、次の[手順2]で
作図を行う。
┌―[手順2]――――――――――――――――――――――――――――┐
|(Step 1) 円Oと共有点をもたない直線lを引く。中心Oから直線lに |
| 垂直な直線を引き、直線lとの交点をPとする。 |
|(Step 2) 円Oの周上に、点Qを∠POQが鈍角となるようにとる。直線|
| PQを引き、円Oとの交点でQとは異なる点をRとする。 |
|(Step 3) 点Qを通り直線OPに垂直な直線を引き、円Oとの交点でQ |
| とは異なる点をSとする。 |
|(Step 4) 点Sにおける円Oの接線を引き、直線lとの交点をTとする。|
└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
このとき、∠PTS=[キ]である。
円Oの半径が√5で、OT=3√6であったとすると、3点O,P,Rを通る
円の半径は([ク]√[ケ])/[コ]であり、RT=[サ]である。
[キ]の解答群
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} ∠PQS {1} ∠PST {2} ∠QPS {3} ∠QRS {4} ∠SRT|
└――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
※分数は(分子)/(分母)、xの2乗はx^2で、マーク部分の□は[ ]、マル1は{1}
で表記しています。
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