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第307回「ニッポン開国!」

メイド喫茶元オーナーが教えるサブカル恋愛塾
  • 2024/01/14
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皆さん、遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。 今年1年が皆様にとってよい一年でありますように。 今回は、2024年最初の回なので、ちょっと堅いお話を。 ところで、今年は、日本が太平洋戦争に敗れてから ちょうど79年目に当たります。って、なんかキリが悪いけど。 まあ、それで、最近になって、やっと日本も、敗戦コンプレックス から抜け出して、いろいろ自由な活動ができるように なってきたんじゃないか、とか思えるようになったのです。 言っておきますけど、僕は愛国者です。右翼じゃないけど。 だから、いろいろ日本人のいい面、悪い面も合わせて、 この国、この社会、この民族が好きなのです。日本がんばれ! なのです。 だから、最近のいろいろな日本と世界のニュースを見るにつけ、 なんかちょっと勇気が出てくる気がするのです。 日本は、そもそも、江戸幕府が長年鎖国政策を採って来たおかげで 西洋を中心とした世界の趨勢から切り離されていて、 そのせいで、科学技術や社会制度などの面で、近代化が 遅れていたのです。で、これを取り返すべく、江戸幕府を倒した 薩長中心の明治政府は、急激な近代国家化政策を採り、 まあ、そのころ生きていれば、さぞや激しい社会の変化発展を 目の当たりにできたことでしょうね。 「ザンギリ頭を叩いてみれば、文明開化の音がする」という訳です。 しかし、この頃から、日本人は、「自分たちは西洋文明から 遅れている」という意識を強く植え付けられてしまったのです。 そこで、「西洋に追いつけ、追い越せ」と日本人は、すさまじい 努力をすることになります。そして、西洋列強を倣って、 植民地政策まで採るようになります。朝鮮半島とか大陸中国とかも その対象になり、大日本帝国は領土を拡大するべく奮励努力。 西洋列強に追いつこうとします。 しかし、これがかえって西洋列強との激しい対立を生むこととなり、 やがて、太平洋戦争に、そして、アメリカ軍の激しい爆撃を 受け、ついに敗戦。ここでまた、日本人は さらに強く西洋コンプレックスを植えつけられることに なってしまうのです。 僕が生まれたのは、日本が太平洋戦争で敗戦した13年後。 子供の頃は、戦後20年ほどが経っていましたけど、 時々、大正生まれの父親が、「しょうがないよ、日本は 戦争に負けたんだから」と海外がらみのニュースを見る度に、 ぼやくように呟いていたのを覚えています。 おそらく、敗戦を経験した、多くの日本人の心情は皆 そんな感じだったのでしょう。「アメリカ人にはかなわない」 「アメリカは立派」「それに比べ日本人はちゃっちい」などなど。 確かに、体格とかでも、アメリカ人は巨漢で、日本人は ちっちゃく貧弱。アメリカ人は力持ちで、日本人は虚弱。 アメリカ人は金持ちで、日本人は貧乏。とかとか。 そういうことも併せて、日本人は強いコンプレックスを 抱き続けて生きてきたのです。だから逆に、アメリカ人や 西洋人にほめられるとうれしくてしょうがない。 オリンピックでもノーベル賞でも、世界遺産でも 西洋人に頭をなでられると、そりゃあもううれしくて仕方ない、

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