24年習近平政権の苦しい選択
新年あけましておめでとうございます。年明け早々能登を襲った大地震で犠牲になった方にお悔やみ申し上げます。そして被災した多くの方々には心よりお見舞い申し上げます。いまだに戦争を続ける愚かな人類に地球が怒りと警告を発したのかもしれません。地球の平和のために何ができるか、考えろと言われた気がします。
2024年の世界経済は激動を予感させる始まりとなりました。IMF(国際通貨基金)の予想によると、世界全体では23年より0.1%ポイント低下して2.9%成長に減速と予想しています。ユーロ圏が回復に向かう一方で、米国、日本、中国が減速するためですが、中でも世界第2位の中国が経済支援策の下でも23年の5%予想から24年には4.2%に減速するとの予想はいかにも楽観的で、現実はもっと弱いとみられます。
中国経済は北京オリンピックの2008年(9.7%成長)、上海万博の2010年(10.6%成長)あたりがピークで、習近平主席が就任した2013年以降は成長が鈍化しています。長年中国経済を支えていた人口ボーナスがオーナス(負担)に変わったこともありますが、表向きは改革開放を唱えながら、実は毛沢東時代の統制経済に戻っていることが大きな制約になっています。
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