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脱会とまらぬ二階派。金権親分の怒りはあの人へ

国家権力&メディア一刀両断
永田町異聞メルマガ版      「国家権力&メディア一刀両断」 2024.1.04                   新 恭(あらた きょう) ----------------------------------------------------------------------      脱会とまらぬ二階派。金権親分の怒りはあの人へ ---------------------------------------------------------------------- 自民党二階派、すなわち志帥会は、亀井静香氏のグループが政策科学研究所 (村上派)と合併して、1999年3月18日に結成された派閥である。 亀井氏は昨年12月25日に放送されたテレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブ ル」で、二階派の領袖、二階俊博元幹事長についてこう語った。 「こちらが作った砦に来て、一晩泊めてやったんだよ。それが一夜にしてね、 居候のくせに乗っ取っちゃったんだ。それが二階だよ。だから、彼はすご腕だ よ。すご腕の山賊なんだよ。そういう男でないと政治はできない」 二階氏は1993年、小沢一郎氏らとともに自民党を離脱し、新生党、新進党、自 由党で小沢氏の側近をつとめた。自自連立政権で運輸大臣になったあと、連立 解消に動いた小沢氏と袂を分かち、保守党、保守新党を経て自民党へ復党した。 志帥会(当時の伊吹派)に入会したのは2009年のことだった。当時、亀井氏は 小泉純一郎政権の郵政民営化法案に反対してとっくに離党し国民新党を結成し ていたのだが、自分たちの作った砦を二階氏に乗っ取られたという意識は捨て がたいとみえる。 すご腕の“山賊”は、いまや足取りもおぼつかない84歳。その派閥も、二階氏 が自民党幹事長を辞めて以来、所属議員の減少が続いていた。そんなところに、 パーティー券売上の裏金化が発覚し、東京地検特捜部の捜索が派閥事務所に入

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