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Q. ARPUが6千万円超のデータ解析集団Palantir、顧客数急増の理由とは?

決算が読めるようになるノート
ヒント:Palantirが6,000万円超のARPUでありながら、顧客数を伸ばすことができている理由は以下の2つであると考えられる。 (1)●●を3つのフェーズに分けて管理していること (2)●●含む●● 本日は、米国のソフトウェア企業である「Palantir Technologies(パランティア・テクノロジーズ / 以下、Palantir)」を紹介します。 Palantirは、あのPayPalの創業者ピーター・ティール氏が創業した企業で、主にデータ解析事業を展開しています。具体的には、様々なデータを統合して分析し、新たな視点を発見して意思決定に役立てるプラットフォームを提供しています。 Palantirの特徴の1つとして、ARPU(顧客単価)が圧倒的に高いことが挙げられ、2023年7-9月時点で$411K(約6,165万円)/月と、他に類を見ない圧倒的な規模感です。 さらに驚異的なのは、この規模のARPUでありながら、顧客数は右肩上がりに増加し続けていることです。 この記事では、Palantirが、ARPU6,000万円超という圧倒的な規模感でありながら、顧客数を急増させることができる理由について考察しています。 この記事では、1ドル=150円($1 = 150円)として、日本円も併せて記載しています。 Palantirとは? Palantirは2003年に創業されたソフトウェア企業で、政府向けの情報分析ツール「Palantir Gotham」や、民間企業向けデータ分析プラットフォーム「Palantir Foundry」などを展開しています。 世界中の政府機関や大手企業との提携を進め、ユニコーン企業となった後、2020年9月にニューヨーク証券取引所に上場しました。 以下にPalantirの上場時の記事を掲載しておりますので、関心のある方はぜひこちらもご覧ください。 Q. ピーター・ティールが創業したPalantirがついに上場!顧客あたりの年間売上は? 営業利益がついに黒字化 上図の通り、これまでPalantirの営業利益は赤字が続いていました。しかし、徐々に赤字幅は減少して2023年から黒字となり、2023年7-9月時点では$40M(約60億円)で営業利益率は7.2%に達しています。 2020年9月の上場時には営業赤字が指摘されていた同社ですが、約3年間でじわじわと利益率を上げることに成功し、見事に黒字達成しているのは素晴らしいと言えるでしょう。 ここまで、Palantirの概要と営業利益を見てきました。次章からは同社の売上やコストの詳細、重要なKPIを見ていき、PalantirがARPU6,000万円超という圧倒的な規模でありながら、顧客数を急増できた理由を解説します。

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  • アメリカ・日本のネット企業(上場企業)を中心に、決算情報から読みとれることを書きます。経営者の方はもちろん、出世したいサラリーマンの方、就職活動・転職活動中の方になるべく分かりやすく書きます。
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