中国シャオミがEVに参入　2024年年頭にあたって　辻野晃一郎のアタマの中【Vol.38】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『グーグル日本法人元社長 辻野晃一郎のアタマの中』 　～時代の本質を知る力を身につけよう～【Vol.38】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今週号の目次】 1. 気になったニュースから 　◆ 中国シャオミがEVに参入 2. 今週のメインコラム 　◆ 2024年年頭にあたって 3. 読者の質問に答えます！ 4. スタッフ“イギー”のつぶやき ───────────── 2. 今週のメインコラム ───────────── ◆ 2024年年頭にあたって あけましておめでとうございます。昨年4月にこのメルマガを開始しましたが、この場を借りて、購読していただいているすべての皆様にあらためて心から厚く御礼申し上げますと共に、新年のご挨拶をさせていただきます。どうか今年もよろしくお願い致します。 今号は2024年最初のメルマガなので、今年がどんな年になりそうかということについて少し考えてみたいと思います。 ただ、その前に、元日早々から石川県能登地方を中心に北陸で大きな地震が発生しました。亡くなられた皆様のご冥福をお祈りすると共に、被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。また、2日には、羽田空港でJAL機と海上保安庁の航空機が衝突炎上するという大事故が発生しました。亡くなられた海保の職員の皆様のご冥福をお祈りすると共に、事故に遭遇された皆様に心よりお見舞い申し上げます。 年明け早々から不穏な出来事が続いて正月気分も一気に吹き飛び、何だか今年がさまざまな意味で激動の年になる予兆のような気もしますが、少しでもいい年になることを願いたいと思います。 では、気を取り直して… 今年は辰年ですが、十二支だけでなく、十干（甲（コウ:きのえ）、乙（オツ:きのと）、丙（ヘイ:ひのえ）、丁（テイ:ひのと）、戊（ボ:つちのえ）、己（キ:つちのと）、庚（コウ:かのえ）、辛（シン:かのと）、壬（ジン:みずのえ）、癸（キ:みずのと））を組み合わせると、甲辰（きのえ・たつ）の年になります。もちろん、この組み合わせは60年に一度だけ回ってくることになります。 「甲」は、鎧(よろい)、兜(かぶと)の意味で、甲冑の甲から生じた言葉です。内を固めて守り、これからの戦いに備えるという意味があるそうです。草木の種子が地中にあって、殻を被って発芽することができない状態や、物事を耐え忍ぶという意味、さらには、その殻を破って芽を出し、伸び始めようとする状態を表すともされます。 「辰」は、振・伸・震と通じる意味を持つといい、非常に騒がしい動揺がある中、活気が生まれて草木が伸びるものの、今一つ実りがないとされます。まかり間違えば、思いがけない変動や災禍を生じることもあり、「理想に向かって辛抱強く、かつ慎重に、いろいろな抵抗や妨害と闘いながら歩みを進めていく」という態度が重要なようです。また、「辰」＝「龍・竜」であることから、権力や隆盛の象徴を意味するともされています。 先月のメルマガ では、昨年一年間を振り返り、3大トピックとして、 「日本の政治」 、 「テクノロジー」 、 「世界情勢（戦争）」 という3つの分野について取り上げましたので、今号では、この3つの分野について、今年起きそうなことを、個人的な願望も込めて手短に書いてみたいと思います。－－