メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

貞子第二メルマガ:「This Time Is Different!」の大合唱は「バブル崩壊」の予兆か????

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 2024/01/05
    • シェアする
戦後のアメリカの経済金融史の中では、「5%以上のインフレを FRBの引き締めで3%未満の引き下げたケース」で、その後の 18か月間に景気後退に陥らなかったケースはありません。 2022年から2023年にかけて、FRBは9%もの高インフレ と闘いました。 「1990年代半ばのように、FRBの利上げが景気後退につながら ず、FRBがソフトランディングに成功した」例もありますが、こ のケースでは、FRBは景気の過熱と戦っていただけで、5%以上 の高インフレとは闘っていませんでした。1990年代半ば当時 のインフレは3%弱と安定していたのです。 そもそも論として、過去を振り返ると、ITバブル時でも、サブプ ライムバブル時でも、アメリカ経済が景気後退入りする直前は株 式バブルがほぼ頂点に達しています。 バブルの頂点でバブルがはじける直前は、エコノミストや経済誌 の間では、必ずと言って良いほど 「今度こそは違う!!!今回ばっかりは、アメリカ経済のソフト ランディングは可能だ!!!(This Time Is Different!)」と の大合唱が噴水のように吹き出して大変強くなります。 今のアメリカでも「This Time Is Different!」の大合唱が続 いています。 2023年末のアメリカ株式市場はイケイケの熱気の中で溶け上 がりました。けれども、あの熱気の中でさえも、2022年1月に 付けた「史上最高値:4796.56ポイント」にわずか0.3% 以内に迫りながら及ばず、市場最高値を更新できませんでした。 もし今後アメリカ株式市場が弱気相場に転じるとすると、テクニ カル的にも、 2022年1月につけた史上最高値;4796.56ポイントと、 その史上最高値まで0.3%以内に迫った2023年12月27 日の終値:4783.37ポイントを結ぶと、 結果として、「ダブルトップ」を付けてしまうことになります。 2024年のアメリカ株式市場はぐずぐずした展開になる可能性 もあるのです。 2024年のアメリカ株式市場は「波乱の幕開け」となっていま す。S&P500もナスダックも「年始め3営業日」連続で下落し ています。 1月8日までの「年始め5営業日」のアメリカ株式市場にはとて もとても要注意です。        

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 「マクロ金融・資産形成 de あそぼ♪」の筆者:藤井まり子が、金融資産3,000万円以上の読者に向けて送る「富裕層向けの資産形成のプレミアム・レポート」。 第一メルマガ「~de あそぼ♪~」が、「結論と要約だけ知りたいし、具体的に何をしたらよいの教えてほしい」と熱望しておられる愛読者様に、是非ともお勧めです。 この第二プレミアム・メルマガの購読者の方々は、ゴールド会員として、よりきめ細やかなアドバイスも、常時双方向で無料提供します♪ 年金不安なんか、ぶっ飛ばしましょう♪
  • 27,500円 / 月(税込)
  • 毎月 第1金曜日・第2金曜日・第3金曜日・第4金曜日(祝祭日・年末年始を除く)