『2024年の日本株と米国株の見通し』
世界三大投資家ジム・ロジャーズの「Make Japan Great Again」 Vol.001
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■ジム・ロジャーズが考察! 2024年の日本株と米国株の見通し 日経平均は4万円まで回復
日本の株式市場は、今後数週間から数ヶ月のうちに、1989年12月に史上最高値を記録した4万円近くまで回復すると思っています。その理由は、次の2つです。2024年から日本では非課税優遇制度の新NISAがスタートするという情報を聞いています。加えて日銀には、ETFを購入する余力がまだ残っています。よって、日経平均株価が過去最高を超える可能性があると考えています。
同時に、日本だけでなく、世界で経済的な危機が起こるとも予想しています。世界最大の株式市場であるアメリカでは、株価指数は史上最高値に近いです。株式市場はリーマンショック以降の過去14年間はずっと好調です。これはアメリカ史上最長の期間です。この状態が40年も絶対に続かないとは言い切れませんが、これまでは続いたことはありません。
すでに強気相場の終盤に起こる兆候が現れています。新しい投資家が参入しています。アメリカでは上位7銘柄が上昇の大部分を牽引するという事態が起きており、上昇する銘柄がどんどん少なくなってきています。こうしたことはすべて、過去にもあったことなのです。よって、2024~25年近辺で、強気相場は終わりを迎えるのではないだろうかと予測しています。
すでに終わりは始まっているのかもしれません。アメリカが問題を起こせば、日本も含めてすべての国へ問題は波及するでしょう。中国市場に関しては、コロナウィルスと不動産バブルの崩壊によってすでに株価が大きく落ち込んでいるので、それ以上大きく下がるということは考えにくく、比較的ダメージは少ないだろうとみています。
私がこれから伸びる国として注目をしているウズベキスタンのように、他の国よりもよい状況になる国もあるでしょう。しかし、2024~25年には、世界の大半は現在のようにはうまくはいかないだろうと考えています。そして、2025~27年には世界中にとても不幸な国民があふれると考えています。国民の不満は貿易戦争に発展し、さらには銃撃を伴う戦争に発展してしまう可能性さえもあると考えています。
■ジム・ロジャーズが日本株のETFを全て売却した理由。再び購入するタイミングはいつか?
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