メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

「世界経済・市場花だより」第654号 不安定な相場/材料が少ないなか、徐々に世界株安・円高へ

馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」
******************************* 馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」  ******************************* 第654号(2024/1/7) 不安定な相場/材料が少ないなか、徐々に世界株安・円高へ この週刊「世界経済・市場花だより」は、めまぐるしく変化する世界の経済や市場の動きなどについて、ブーケ・ド・フルーレット馬渕治好が、わかりやすく解説します。 今号も当メールマガジンは短縮版となり、「盛りの花」「理解の種」「脇道の花」は休載です。次号から、通常版となる予定です。何とぞご容赦いただくとともに、次号以降をご期待くださるよう、お願い申し上げます。 ※ 自主開催セミナーの予定です(カッコ内は、現時点でのお申し込み数/定員、です)。残席は、10を下回った場合に表記します。 1/27(土)高岡(3/25) 2/3(土)大阪(3/18) 2/10(土)浅草(13/20)(残席:7) 2/17(土)福岡(4/20) 2/24(土)ウェブ(9/150) セミナーのスケジュールは、 http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub3.html のページの下の方にあります。詳細やお申し込みは、それぞれのリンク先をご覧ください。 上記ページには、自主開催以外のセミナーの予定も載っています。 ☆過ぎし花~先週(1/2~1/5)の世界経済・市場を振り返って <不安定な相場付き続く、米IT関連株は明確に下落基調> (まとめ) 先週の世界市場は、全般に不安定な動きでした。先週末(1/5、金)の米雇用統計についての解釈も定まらず、米株価、米債券価格、米ドル相場などが、不安定な上下動を示しました。ただ、先週明確になったのは、これまで米株式市場の物色の柱であった、IT関連株の株価の下落基調でした。 日本では、北陸地方で大きな震災が発生しました。多くの人命が失われた悲惨な災害となりました。ただ、あくまでも日本経済全体に限って論じれば、景気の方向性が大きく覆るとは見込みにくいです。それに対して市場の初期反応は、日本株(先物)安、円安で、やや行き過ぎ感があります。日本の株価は一時の下振れから持ち直しましたが、円相場は日銀の利上げが遅れるだろうとの観測を過度に取り上げ、全面的な円安になりました。ただ、この円安も行き過ぎであるため、来週以降円高への揺り戻しが生じると見込みます。 (詳細) 先週の世界市場は、全般に方向感が定まりにくい、不安定な動きでした。 特に先週末(1/5、金)は、注目度が高い12月分の米雇用統計が発表されました。ただ、この統計についての解釈も定まらず、それが米長期金利だけではなく、米国株式市況や米ドル相場も上下動させました。 雇用統計について具体的には、12月分の非農業部門雇用者数が前月比で21.6万人増と、市場の事前予想の17.0万人増を、大きく上回ったため、まず雇用が堅調だとの見解が広がりました。このため市場の初期反応としては、米長期金利上昇(10年国債利回りは一時4.10%)、それを受けた米株価(当初は指数先物)安、米ドル高(一時1ドル145.96円)が生じました。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」
  • 最新の世界経済・市場動向をさぐる「ブーケ・ド・フルーレット」(略称:Bdフルーレット)。この代表である馬渕治好が、めまぐるしく変化する世界の経済や市場の動きなどについて、高水準の分析を、わかりやすく解説します。馬渕が登場するTVや新聞・雑誌コラムなどと合わせて、当メールマガジンも是非ご覧ください。
  • 1,980円 / 月(税込)
  • 毎週 日曜日(年末年始を除く)