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【能登半島地震と『命の道』】道路寸断のため救援ままならず。道路復旧が被災地救援の第一歩。「道路強靱化」こそ災害対策の「要」である。

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
能登半島地震から5日が経過し、その被害の深刻さが日に日に明らかになってきています。 既に多くの方々の命が失われてしまうと同時に、生き残った多くの被災者の方々に未だ、救護、救援が届いておらず、その結果、折角助かった命が失われてしまうという事例が様々に報告されてきています。 なぜ今、多くの被災者が孤立しているのかと言えば…半島各地の道路が被災し、通行不能となっているからです。 そもそも「半島」という地形は、それぞれの地が一方向からしかアクセスできない、という弱点を抱えています。 その結果、内陸部と違って一部の道路の破断で、全く到達不能となり、孤立無援となる地域があちこちに生じてしまいがちとなるのです。 では、今、どれだけの道路が破断し、通行不能となっているのかといえば、少なくとも国土交通省の公表資料(https://www.mlit.go.jp/saigai/saigai_240101.html)によりますと、1月6日午後3時時点で、以下の道路区間が通行止めとなっています。 ○高速道路 1 路線 3 区間で通行止め ○直轄国道 1 路線 1 区間で通行止め(国直轄の国道) ○補助国道 3 路線 29 区間で通行止め(都道府県管轄の国道) ○都道府県道等 3 県 69 区間で通行止め

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