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◇◆GELマガ Vol.647◆◇
〜エル・ゴラッソ鹿島担当・田中滋のメールマガジン〜
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1.沖悠哉、清水エスパルスへ完全移籍
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/【チーム編成】
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鹿嶋市出身で小学生から鹿島アントラーズの下部組織で育ってきた少年が、鹿
島のゴールマウスに立ったことは、沖悠哉の価値をただのスポーツ選手以上の
ものにしていた。
地元で育った選手が、地元のクラブで活躍する。鹿島サポーターにとってそう
いった選手が特別であることはもちろんのこと、選手にとってもそのクラブで
活躍することはなによりの幸せとなる。同じように鹿嶋市で生まれ育った曽ヶ
端準が、他のクラブへの移籍を全く思い描かなかったのと同様に、沖悠哉もで
きればそうした道を歩みたかったことだろう。
しかし、残念ながら鹿島と沖は同じ道を歩むことができなかった。沖悠哉の清
水エスパルスへの完全移籍が発表された。
昨季、クラブハウス練習場では週に3回ほど練習公開日が設けられていた。練
習を見学に来るファン、サポーターの数は多く、選手たちの息遣いも感じられ
る距離で彼らのトレーニングを見られることは、鹿島の誇るべき文化だ。クラ
ブによってはコロナ禍をきっかけにほとんどの練習が非公開となっているとこ
ろも多い。選手の負担もあるだろうが、それも含めてプロフェッショナルだ。
応援してくれている人たち、支えてくれる人たちと直接顔を合わせ、言葉を交
わすことで感じ取れるものは必ずある。ファン、サポーターにとってだけでな
く、選手にとっても大切な時間と言えるだろう。
ただ、残念ながら全員の選手がファンの求めに応じているわけではない。様々
な事情があってのことだが、シーズン途中からめっきりファンサービスを行わ
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