No.606 (2024年01月07日発行)
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鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編
次の暴落があるのかないのか知らないが、暴落がきたらまた「焼け太り」するだけ
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あけましておめでとうございます。2024年最初のメルマガです。
今年もどうぞよろしくお願いします。
鈴木傾城
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アメリカでは「2024年3月から早期の利下げがくるのではないか」と1か月前まではまことしやかに言われていたのだが、今年に入って労働市場の統計が意外に強いのがわかると急にトーンダウンして「利下げはもっと後かもしれない」と言われるようになってきている。
日本では「日銀のマイナス金利の解除が近いので円高傾向が続く」と見方が優勢を保っていたが、1月1日に能登半島地震が起こったら、その瞬間に「マイナス金利の解除は遠のいた」として円安に振れた。
「日本では災害が起こると企業がドルを売って円に戻ってくる動きをするので、一時的に円高になる」という見方もあったが、今回はそんなこともなく、1月1日は140円台だった円は、翌日から一気に円安となって現在は144円台にある。
そう言えば、「2023年はアメリカで株式大暴落がくる」と言っている経済アナリストもいたが、結果は真逆で株式市場の上昇は素晴らしかった。
市場を牽引したのはAppleやMicrosoftやGoogleやAmazonなどの一部ハイテク銘柄であったのだが、その根底にあったのが「AI(人工知能)」への興奮であった。
かつてインターネットが世界を変えたように「AIも世界を変える」と投資家は捉えて、成長を大手ハイテク企業を買うことによって「先取り」しようとする動きが2023年に起こっていたのだ。
ここ最近のこうした株式市場の動きを俯瞰して見ても、「予想外」が次々と起こって株式市場の動きも為替の動きもまったく予期せぬ方向に転がってしまっているのが見て取れるはずだ。
アメリカの労働市場が強いかどうか統計が出てくるまで誰もわからないし、大地震がいつくるのかも誰もわからないし、新しいイノベーションの規模がどれくらいになるのかもわからない。
これからの話もそうだ。今年は岸田政権がどうなるのか完全に未知数だし、アメリカにしても誰が大統領になるのかすらも完全に未知だ。何か番狂わせがあるかもしれないし、ないかもしれない。予測してもいいが、いつでも予想外のことは起こり得る。
未来のことは「誰も何もわからない」のである。そんな中でうまく立ち回るのはどうしたらいいのか?
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