コンプリメントトレーニングは、子どもの心を自信の水で満たしてあげることが目標です。そのためには、子どもとの
信頼関係を構築することが大切です。大切と言うよりも必須です。子どもが悩んでいることを親に相談できる関係を作れるかどうか
ここが大きなポイントです。母子の信頼関係は、誕生時からの親子の愛着関係から始まります。子どもを抱き、アイコンタクトで
親の感情を認識していきます。母親との関係がこの育児の間にできます。0歳保育などを受けていると、この母子関係が十分に
出来ていないことも多々あります。この状態でしたら、コンプリメントは効きにくいのです。ですから、コンプリメントトレーニ
ンングの初期は、親子の信頼関係の再構築をしているのです。なかなか登校が安定しない、電子機器の依存が残る、登校しない
などは、子どもが心を開いていないと考えられます。トレーニングノートもすべて書いて、たくさんのコンプリメントもしている。
コンプリメントの段階に沿って五体のコンプリメントにも取り組んできた。180日経っているが、登校への動きも感じるが
登校しない。五月雨登校から抜け出せないなどが出ている場合は、子どもが心を十分に開いていないのだと思います。開いてい
ないのではなく、開けないのかもしれないのです。80%は開けるが、どうしても親を信頼し切れないのです。親が感情的で
悲劇のヒロインになりやすいと子どもは不安になります。親が子どものままであれば、心を開けないのです。親の愛顔愛語は
ずっと続けなければならないのです。気分によって変えられては、心を開き切れません。長年、親の顔色をうかがって成長してきたのです。親が子どものように愛顔愛語が変わるようでは信頼はできません。悲劇のヒロインを演じるのは結構ですが、子どもの前では
駄目なのです。いざという時は、強い親、絶対にあなたを守ると言う母親の強さが必要なのです。
電話相談で悲劇のヒロインになるのは良いのですが、家庭では愛顔愛語でいるのが母親です。そんな親になりたくないと言う方も
いるのです。それはそれで「あなたの勝手です」が、親ではありません。
私の母親は、父母を早くに亡くし、兄弟で助け合って大きくなりました。7人兄弟です。戦中戦後の苦労もしましたし、女学校
の時は、学徒動員で姫路の空襲も受けました。戦後の物のない中で、私たち兄弟を大学まで行かせてくれました。私も弟も三浪です。
それでも嫌な顔一つしないでいつも愛顔愛語でした。苦しいことも多々あったと思います。一度も涙を見せたことはありません。
夜泣きをすれば、寝付くまで抱いてくれました。私の弟も一人でトイレに行くのが怖かったのですが、トイレのところで母がずっと
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