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[高野孟のTHE JOURNAL:Vol.633]今年は「選挙の年」、世界各国で次々に大統領選や総選挙

高野孟のTHE JOURNAL
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 高野孟のTHE JOURNAL Vol.633 2024.1.8                  ※毎週月曜日発行 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 《目次》 【1】《FROM THE EDITOR》 辛い年明けとなりました…… 【2】《INSIDER No.1239》 今年は「選挙の年」、世界各国で次々に大統領選や総選 挙/もちろん最大イベントは11月の米大統領選 【3】《CONFAB No.598》 閑中忙話(12月31日~1月6日) ■■INSIDER No.1239 24/01/08 ■■■■■■■■■■ 今年は「選挙の年」、世界各国で次々に大統領選や総選 挙/もちろん最大イベントは11月の米大統領選 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  2024年は稀に見る「選挙の年」で、世界の動静に影響 のある重要な選挙がほとんど毎月のように各国で行われ る。 ●大接戦となる台湾総統選  最も差し迫っているのは今週土曜日(13日)に投開票 が行われる台湾総統選で、美麗島電子版の12月30日発表 の調査では、現在の蔡英文=民進党政権の親米反中的立 場を引き継ごうとする頼清徳候補が39.6%で、国民党の 侯友宜28.5%、民衆党の柯文哲18.9%をかなり引き離し ているようだ。同じ調査で11月には31.4、31.1、25.2だ ったのと比べると差が広がっている。  国民党寄りとされる有力紙「聯合報」の調査でも、11 月下旬の頼31、侯29、柯21が1月2日付の最新発表では 32、27、21と差が開き気味になっているので、このまま 与党やや優勢のまま投票日にもつれ込む公算が大きい。  野党側の失敗は、馬英九=元総統を仲介役にした国民 党と民衆党の候補者一本化が不調に終わったことで、こ れが成っていれば文句なしの政権交代が実現した。両党 は中国に対して融和的である点では共通するものの、国 民党が余りに親中ベッタリ的であることに民衆党が反発 したことが不調の原因と言われる。

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