週刊金融日記 第608号 がん検診についてはこれが「答え」です、中途半端なイタリアンと中途半端な居酒屋

// 週刊金融日記 // 2024年1月8日 第608号 // がん検診についてはこれが「答え」です // ナスダック100指数年始５営業日続落 // 中途半端なイタリアンと中途半端な居酒屋の違い // オススメの財布 // 他 　こんにちは。藤沢数希です。 　2023年の最後のメルマガ配信がたまたま12月31日だったので、今週号が新年第一号になりますね。明けまして、おめでとうございます。2024年もよろしくお願いします。 　日本は新年早々に能登半島地震が起きるなど、不穏なスタートとなっています。 ●能登半島地震では、さながら空爆を受けたかのように、町が瓦礫の山になってしまっていますね。 https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1743137362652373004 ★どう復興するかで、さっそくXで揉めております…。とほほ。 https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1744233355141578985 　支援物資を届けようとする海上保安庁の航空機にJAL機が衝突するという痛ましい事故がありましたが、なんと400人近くもいた乗客全員が、機体全体が燃え上がる前に脱出に成功するという奇跡が起きました。海外でも報道されて、日本人の規律が称賛されております。 　以下の脱出までの様子を撮影した動画はすごいです。 ●「緊迫の８分間」 JAL機乗客が衝突から脱出まで撮影…機体に炎「肺突き刺す煙」充満 https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000331192.html ★乗客は全員助かったのですが、貨物室に入れられていたペットは焼死したらしく、その後、ペットは家族！みたいな人たちと、いやいやこれは当たり前、という人たちの間で、Xではバトルになっておりました。とほほ。 https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1743155736702861643 ★ダウンタウンの松本さんに文春砲が被弾し活動休止です。そういえば、松本さんは、動物が可愛いのは自分よりバカだから、という名言を残しました。 https://twitter.com/livedoornews/status/1744303988525482334 　今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。 -所長はどのような財布選びをされていますか -海外駐在中は厳密にはNISAできないみたいですがどうしたらいいでしょうか -「とりあえず妊娠させる」戦術は意外に難しいのでは 　それでは今週もよろしくお願いします。 １．がん検診についてはこれが「答え」です 　作家であり経済評論家の山崎元さんが食道がんでお亡くなりになりました。 ★ちょっと前まで、動画などにも出演したり、Xもしておられたのですが、突然（医学的にはほぼ予測通りではありますが）、逝ってしまいました。 https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1743196785013825803 　直前まで書いていたnoteの文章は、とても山崎さんらしく、読み応えがあります。 ●「癌」になって、考えたこと、感じたこと（５） 山崎元、2023年12月25日 https://note.com/hajime_yamazaki/n/nda83de353b07 　山崎さんは、金融機関でサラリーマンをしていた経験などを活かして、投資や経済の本を書いたり、政治経済の評論家をしていて、僕とは同業者みたいなものです。考え方もかなり似ていて、じつは一度も直接はお会いしたことはなかったのですが、Xでは相互フォローしていて、たまに絡んだり、お互いにかなりよく知っていた仲だったように思います。 　じつは、山崎さんは、10年以上前に、僕の本『外資系金融の終わり』 https://amzn.to/3vsj9TK の書評を書いて下さりました（頼んだとかではなく、勝手に書いてくれました）。この本はそこそこ売れたので、いろんな方が書評を書いてくれたのですが、さすが金融機関で働いていて、東大経済学部卒の経済評論家の山崎さんの書評は、非常に的確なものでした。 　以下のリンクからいまでも読めます。 ●読書のすすめ「外資系金融の終わり」（藤沢数希） 山崎元、2012年9月21日 https://media.rakuten-sec.net/articles/-/4006 　僕が見ているXのタイムラインは、経済やビジネス関係のインフルエンサーが多いので、界隈では、もちろん山崎さんはよく知られており、がんの話題が自然と多くなりました。そして、このがんの検診は、非常に多くの方が誤解しており、以前に、メルマガでかなり踏み込んだ議論をしております。 　特に高学歴で情報感度の高い方ほど、典型的な誤解をしているように思います。４年前に、このメルマガでがん検診について書いた頃と比べても、今もまったく状況が変わっていないようです。なお、ご存知のように、このメルマガの読者は、なぜかお医者さんが多いので、当時は、専門のお医者さんも交えて、この話題は議論し尽くしております。 『週刊金融日記 第382号 がん検診は意外と有害だった』 『週刊金融日記 第384号 がん検診の情報ソース』 『週刊金融日記 第385号 正しいがん検診とがん治療はとても簡単だった』 　今週は、がん検診の正しい知識をまとめておこうと思います。まずは読者の方からの投稿です。山崎さんが亡くなる前に、送られてきたものです。 ============================= -山崎元さんと森永卓郎さんから考えるガン予防の最適解 東大卒で経済評論家の山崎元さん（64歳）、東大卒で経済アナリストの森永卓郎さん（68歳）がステージ４のガンということが最近ニュースで話題になっています。 二人とも著名人で、かなりの富裕層なので最高クラスの人間ドックを受けようと思えば受けられたはずですが、節約家の二人はおろそかにしていたようです。 藤沢さんも年齢的に人間ドックなどをやっていると察しますが、ガン予防でどのような検診や人間ドックを受けているのでしょうか？ 香港でも定期健診や人間ドックの文化はあるのでしょうか？