2023年12月のアメリカ株式市場は、「インフレ沈静化への過
剰な期待」と「FRBの利下げへの過剰な期待」といった「二つの
過剰な期待」であまりにも高値圏まで溶け上がりました。
年明けと共に、この「二つの過剰な期待」は修正局面に入っていま
す。アメリカの長期金利はもう少し上昇することでしょう。
さて、1月の最初の5営業日(今年の場合は、1月2日、3日、4
日、5日、8日)は、統計上のアノマニーとして、その後の1年間
のアメリカ株式市場を占う上で「とても重要な5日間」になって
います。
すなわち、年初からアメリカ株式市場が大荒れに荒れて、
この5営業日の最後日(今年の場合は1月8日)の終値が、「20
23年の終値であるS&P500:4769.83ポイント」を割
り込むようならば、私たちは2024年のアメリカ株式市場には
「弱気」で挑んだほうがよいのです。
2024年の向こう1年間のアメリカ株式市場は、乱高下するも
のの、年間を通じるとほぼ横ばいかやや弱含みの展開になるので
はないでしょうか?
アメリカ経済は、2024年の景気後退入りをなんとか免れたと
しても、2025年には景気後退入りするのではないでしょう
か???
ちなみに、もし今後アメリカ株式市場が弱気相場に転じるならば、
テクニカル的にも、
2022年1月につけた史上最高値;4796.56ポイントと、
その史上最高値まで0.3%以内に迫った2023年12月27
日の終値:4783.37ポイントを結ぶと、
「ダブルトップ」を付けてしまうことになります。
一方、2024年の日本株式市場の場合は、2024年の日本の
次期総裁が親中の増税派が就任するのか、それとも親米のリフレ
派が就任するのか?
どちらに転ぶかで、2024年の日経平均の予測の幅はとても広
くなります。
増税派が就任すれば2024年の日本株式市場は暗転へ。リフレ
派が就任できれば日本株式市場は「バブルへGo!」。
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