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ビジ選☆リーダーズ Vol.1029『お金と仕事の宇宙構造』(小林正観)

ビジネス選書&サマリーリーダーズ
■お金が喜ぶお金の使い方 お金と仕事、病気、人間関係は、悩みの3大ジャンルだ。悩みは 苦しい。だが、悩むということは、それだけ大事なことなのだ。つ まり、悩みの3大ジャンルこそが、生きる上で大事なことなのだ。 たしかに、経済的なこと、健康に関すること、人間関係にまつわる ことは欠かせない大事な要素だ。だが、そこには幸も不幸もない。 そう思う心があるだけだ。 キーワードは、喜ばれることだ。たとえば、お金に関しては「いか に稼ぐか」ではなく「いかに使うか」を考えることだ。ポイントは 「喜ばれるように使うこと」だ。 お金は、持っているだけでは無意味だ。使うことで初めて役目を果 たす。それこそがお金の本質だ。だから、喜ばれるように使うべき だ。それができれば、自然と入ってきて回るようになるのだ。 ★ 仕事も同じだ。本質は喜ばれることだ。「どうやって儲けるか」 「どうしたら売り上げや利益が上がるか」ばかりを考えるべきでな い。やがてお客さんが来なくなり、商売は続かなくなる。 「どうしたらお客様に喜ばれるか」を考えて実践・実行することだ。 そうするからこそ、商売は繁盛するのだ。そこに商売の本質がある からだ。 そもそも、仕事とは、人の役に立って喜ばれることだ。喜ばれるか らお金という形で帰ってくるのだ。喜ばれることを大事にしていれ ば回るようにできているのだ。 人が生まれる理由も、人生の目的も、喜ばれる存在になることだ。 お金も仕事もそのための手段に過ぎない。喜ばれる生き方をするた めに活かすのだ。喜ばれるという一点が、生きる目的なのだ。 ★ かつて、富を得て、橋を架けたり堀を作ったり、絵師に絵を描かせ たりと、多くの人に喜ばれるようにお金を使う人がいた。彼らが文 化の下支えをした。茶道などが根付いたのはこの人たちのおかげだ。 お金を持ってはいるが、世のため、人のためには使わない、貯めこ んでいるだけ、または自分のためだけに使う人は、ただのお金持ち だ。それだけでは不十分だ。 仏像を見た時、如来と菩薩を見分けるポイントがある。それは装飾 品を身につけているかどうかだ。仏界意最高位の如来は装飾品を付 けない。自分の身を飾ることから離れたら、それが悟りなのだ。 大会社の社長や、大作家、超一流スポーツ選手ほどの富を手にする ことはできなくても、できる範囲で世のため人のためにお金を使う べきだ。それが、お金や仕事がスムーズに流れ込む法則だ。 ★ ランチなどでお店を選ぶ時は、あえて流行っていない店に行くべき だ。間違っても、おいしい店や有名店で行列に並んで食べたりする べきではない。それでは、自我とエゴの塊だ。 有名店の近隣には、必ずお客さんが入っていない店がある。不味く て愛想も悪いかもしれない。だが、こういう店にこそ入るべきだ。 お金を役立てるには、いかに相手に喜んでもらえるかで決めるのだ。 流行らない店ばかり選んでも、実際は「まずい」と思うものを食べ ることにはならない。「自分の体の一部になってくれてありがとう」 という気持ちで食べれば、どんなものでもおいしいからだ。 同じお金を使うのでも、はやらない店で使うほうが、喜ばれ方は全 然違うものだ。誰もが、あえてお客さんが来ないところに行ってお 金を使うようになれば、世の中は、流れが良くなるはずだ。 だから、頼まれごとなどをして、お金が入ってきたら「しょうがな いなあ」と使ってあげるのだ。それも、自分の自我やエゴでなく、 相手に喜ばれるように使うのだ。 こうして、相手に喜ばれるお金の使い方をしていると、お金のほう からやってくるようになるものだ。お金は、喜ばれたくて仕方がな い状態で存在しているのだ。

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